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主
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ある国は、二つに分断されている 「本国」と呼ばれる元からの国の王子が初兎 「異国」という、本国に反対する人たちがつくった国の姫がほとけ あるとき、初兎が異国にほとけの執事でスパイとして潜入することになった そこで、初兎はほとけに一目ぼれしてしまう 初兎の恋はどうなるのか…⁉
主
りうら⇒本国の王子弟(つまり初兎の弟) ほとけ⇒異国の姫(男) 初兎⇒本国の王子 ないこ⇒異国の王子弟(ほとけの兄でいふの弟) いふ⇒異国の王子弟(ほとけとないこの兄) アニキ⇒本国の王子(初兎の兄)
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主
主
主
ー異国のお城ー
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ないふ
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僕は「異国」と呼ばれている国の姫 …男だけどね この人たちは僕の兄でこの国の王子 ときどき意地悪だけど、きらいじゃない
僕が「大丈夫?」と言ったのは、戦争についてだ もともといた国の政治とかに反対する人が多くて、 その人たちがこの国をつくった そして、元あった国と代々戦争が続いている 元あった国のことは、みんな「本国」と呼ぶ
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主
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執事
この人は僕の執事さん 仕事ができる人だけど僕はなんか苦手 せっかくないちゃんたちと話してたのに…
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執事
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ー数日後の本国の城ー
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僕は初兎 本国の王子だ
僕が「やめん?」と言ったのは、異国へのスパイ 異国の姫の執事が、僕たちの国の者なんだ これを考えたのはお父様…つまり王様 誰も逆らえない存在だ
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りうらと悠くんは、異国に何度か行った事がある 停戦交渉のためだ そのときに出会ったのが、その「ないくん」と「まろ」って人らしい 僕は行ったことがない
なぜなら、僕は「本家」じゃないから 「本家」というのは、お父様の血をたくさん引いたと考えられる人のこと どこかが優秀でないと選ばれんくて、 今みたいに二人いるってことも結構ある
「本家」じゃないと、かなり権力が少なくなる でも僕は、あんまり権力とかいらないからちょうどいい
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りうちゃんが降りてくるお父様をめざとく発見した 僕たちはあわてて立ち上がり、礼をする 特に僕は、深々と
王様
許可が出て、僕らは顔を上げる それでも、気をつけの姿勢は崩せない
王様
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つまり…スパイがやめさせられたってことやんな?
王様
王様
…またスパイをするん⁉
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王様
王様
…お父様が言っているのは、すべてウソだ なぜなら、異国では戦争反対の動きが強まっているから 新しい王子も、停戦に乗り気 それは僕でさえ知ってるのだから、お父様はわかってて言っている …自分が、戦争をしたいから
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僕が反論しようとすると、悠くんが名前を強く呼ぶ …やめろ、ということらしい ここで反論すれば、たしかに僕の地位が危うい …でも……
王様
王様
僕たちは、また深々と礼 お父様のすがたが見えなくなるまでそうするのがしきたりだ 顔を上げると、悠くんたちが険しい顔をしていた
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スパイは当たり前だけど危険を伴う ゆえに志願しない人が多いのだ その場合、悪さをした人などから選ばられるんだけど… 今、そういう人はいないし、いても少々の悪さをした人だ そういう場合、最終手段として王室の中から選ぶことになる …今回だと、本家じゃない僕だよなぁ、きっと
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みんなが黙り込んでしまった まぁ、兄弟と離れるのはたしかにつらいけど、異国に行くこと自体は構わない それに、少し男の姫に興味がある
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ー数時間後ー
王様
王様
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王様
王様
そうしてお父様がさる …やっぱり僕やったか…
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ぴよにき
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ー異国の城の前ー
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次の日、僕は異国にいた この城の前で姫と待ち合わせ、って予定には書いてあるけど、 誰もいない…!
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そうつぶやいた時、城の中から誰かが出てきた あっという間に周りに人だかりができる
ということは、姫なんか? …あ、こっちに来る… よく見ると、三人いる
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もちろん偽名 僕の名前はりうちゃんたちを通して伝わってるからだ
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頬を膨らまして、怒った顔をつくる姫 …え、めっちゃかわいいんやけど…?
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異国の姫 つまり敵、なんやけど… 僕はその敵に、恋してしまったかもしれません
主
主
主
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