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若井
若井が後ろの2人に声をかける
大森
若井
藤澤
大森
若井が右側にウィンカーを 出して曲がる
警備員が空いている 駐車スペースに車を誘導する
若井は案内どうりに 駐車をしてエンジンを止めた
若井
大森
藤澤
3人は車から降りて 荷物を持って旅館に向かう 外からでも高級感が伝わる外観だ
大森はそっと若井に近づく
大森
大森
若井
若井
大森
大森
藤澤は目を輝かせながら 先頭を切って旅館に向かっている
大森
若井
若井
大森
3人は旅館のエントランスに入る 扉を開けてくれたドアマンが 右側のソファに案内をしてくれる
ホテルの従業員
ホテルの従業員
藤澤
3人は案内されたソファーに座る ホテルの従業員がメニューを 藤澤に手渡す
ホテルの従業員
ホテルの従業員
藤澤
藤澤
藤澤
ホテルの従業員
ホテルの従業員
大森もメニューをのぞき込む
大森
大森
ホテルの従業員
ホテルの従業員
その後も丁寧な対応が続く 若井も緊張しながらお茶を注文した
ホテルの従業員
大森
従業員が離れると 大森はさっそく藤澤に話しかける
大森
大森
藤澤
藤澤
若井
しばらくすると従業員が 飲み物と一緒に チェックインの為の 用紙を持ってきてすぐに立ち去る
ホテルの従業員
若井
ホテルの従業員
大森
大森
藤澤
若井
大森
藤澤
少し待っていると従業員が 再びやってくる
ホテルの従業員
若井
ホテルの従業員
若井
ホテルの従業員
鞄から機械を取り出して机に置く よく見る クレジット支払い用の機械だ
ホテルの従業員
若井はいつもどうりの手順で 支払いを済ませる
ホテルの従業員
従業員がカードキーを3人に見せる 「榎の部屋」と書いてある
ホテルの従業員
3人が立ち上がると別の従業員が 1人こちらにやってくる
ホテルの従業員
大森
そこからも丁寧な対応が続いた 3人は部屋に到着するまで エレベーターのボタンや扉に 一切触る必要がなかった
ホテルの従業員
ホテルの従業員
従業員が扉を開けて 玄関に荷物を置いてくれる
ホテルの従業員
大森
若井
藤澤
従業員は柔和な微笑みを浮かべ 一礼をすると立ち去って行った
3人が通された部屋は玄関ですら 十分な広さが確保されている 大森は玄関を見渡した
大森
大森
若井
共有廊下から部屋に繋がる扉も 引き戸で作られていて 高級な雰囲気が出ている
藤澤
藤澤
藤澤がさっそく靴を脱いで 待ちきれなさそうに 部屋に上がっていく
藤澤
テンションの上がった 藤澤の声がする 2人とも気になって急いで靴を脱ぐ
若井
若井
大森
まず目に止まったのは景色だ 大きな窓が広大な自然と 沢山の光を取り込んでいる
その大きな窓までも 2つの部屋があり 手前は洋室、奥が和室だ
大森
藤澤は和室の床の間に置かれた 巨大な石を見つける 高さ1mくらいありそうだ
藤澤
若井
これが倒れてきたら ひとたまりもないだろう
若井
若井が右側の障子をあけると バルコニーがあり 外に出られるようだ
若井
若井
若井が窓を開け スリッパを履いて外に出る
若井
藤澤
若井
興奮した若井がバルコニーから 藤澤を手招く 藤澤もバルコニーに出る
藤澤
藤澤
藤澤
バルコニーを出ると奥の方に ヒノキで作られた湯船がある
すでに温泉は張ってあり 湯船から温泉が溢れ出している いわゆる源泉かけ流しだ
藤澤
若井
若井
大森
大森も声のする方に向かう
若井
大森
若井がバルコニーから 大森の手を引っ張るので 急いで外に出る
大森
大森
若井
若井
若井
若井
大森
大森
大森
若井
大森
若井
若井
若井
大森
藤澤
藤澤
目の前の湯船は 2人でも工夫しないと 入れないほどの広さだ
若井
大森
寂しそうな若井と目が合う 大森はさっと目を逸らして シャワーを浴びにいく
大森は内風呂に向かう こちらにはシャワーと 湯船が設置してある
若井がついて来ていない事を 確認してから服を脱ぐ
大森
浴室に入ってシャワーを出すが 身体や髪を洗う気になれず つい考えてしまう
大森
大森
大森
若井が求めている事は分かる でも、どうしても恥ずかしい
すでにそれ以上の事をしてるのに とか 長年の仲だとかは関係ない
むしろそれが原因で この感情は巨大化している気がする
大森
大森
今までも若井と2人きりの時 若井が触れたそうな雰囲気で 話しかけて来たことはあった
手を繋ぎたそうだったり キスをしたそうだったり
その度に自分は 適当な用事を作って逃げた それを重ねるほど 若井は寂しそうだった
大森
大森
だが、1番の問題は 藤澤ではこれが起きないことだ
少しは恥ずかしいが ここまで強烈ではない
若井がそれを悟ったら どう感じるだろう
大森
大森
大森は自分自身に苛立った
若井と藤澤 サイド
若井
藤澤
藤澤
藤澤
若井
藤澤
若井
若井
藤澤
若井
藤澤
藤澤
藤澤
若井
若井
若井
藤澤
若井
若井
藤澤はつい反応して しまった事を後悔した
しかし藤澤は あれから何度も手を繋いでいるし キスもしているので驚いてしまった
藤澤
若井
だが、こうなると 藤澤はもう嘘はつけない どうにかしようと頭が高速で動く
藤澤
藤澤
結果、肯定でも否定でもない 単語をただ繰り返した
若井の顔つきがみるみると 絶望へと変わっていく
若井
藤澤
藤澤
藤澤はもう若井の顔を見れない それが若井にとっては 答えのような物だ
若井は乾いた声で笑った
若井
若井
藤澤
若井
藤澤
痛いほどの沈黙が流れる 藤澤は唾液を 飲み込む音すら躊躇した
突然バタンと大きな音がする 藤澤が前を見ると 若井がお風呂に向かっている
藤澤
藤澤
藤澤は若井を追いかけた
大森がシャワーに打たれながら 自問自答を繰り返していると 外からバタバタと音がする
大森
ぱっと顔をあげると 脱衣所の扉を乱暴に開ける音がして すぐに浴室の扉も開いた
大森
まだ状況が掴みきれていない大森に 若井は押し倒すような勢いで 肩を掴んだ
大森は驚きとその強さで 椅子から落ちて浴室の床に肘を着く
大森
大森
若井
若井の鋭い視線が突き刺さる 大森は息を飲んだ 一体、何が起こったんだ
若井
大森
若井
若井
大森
大森はつい目を逸らした 悪い想像が現実になった 罪悪感が一気に膨れ上がる
若井は大森のその表情が 耐えられず下を向く
若井
大森
若井
若井
大森
若井
大森は言葉が出てこなかった 何を言っても 許してくれる気がしない
若井
ついに若井が叫ぶ 大森も若井の後ろにいる藤澤も びくっと跳ねる
若井
若井
若井
大森
若井
若井
大森
大森
若井
大森
大森はつい立ち上がって叫ぶ
大森
大森
若井
若井
大森も本当はわかっている 若井の怒りは当然だ
しかし、若井に対する羨ましさや 自分の不甲斐なさが 相手を傷つける刃を作っていく
大森
大森
若井
大森
大森
大森
若井が中で何かが弾けた 大森の肩を強く押して 壁に押し付ける
大森が壁に叩きつけられる音が 驚くほど大きく鳴る
大森
藤澤
藤澤がほぼ悲鳴ような声を上げる 叫んだと同時に 力が抜けたようにうずくまる
2人とも藤澤の声ではっとして うずくまる藤澤を見る
大森
若井
静寂のなか 藤澤が顔を覆いながら呟いた
藤澤
コメント
4件
わぁ急にバチバチした 雰囲気になりましたね泣 こういう雰囲気も大好きです‼️ この2人と涼ちゃんがこれから どうなって行くのか とても楽しみです🎶 今後のお話も楽しみに待ってます!
嶺音さんいつもありがとう!!いつも感想詳しく教えてくれて嬉し楽しいです!! 私もばちばち結構好きなんです…3人とも複雑な内情を隠しているのでこの後どうなるのか楽しみにしていてください!!
外から帰って一発目の主様の作品は神すぎます、( 泣 再来したばちばちな雰囲気… 仲良い三人も大好きだけど、こーゆぅばちばちな雰囲気の三人も不純ながらに好きなんですねぇ… 二人に対する対の気持ちを抱えながら、思うように言えてないomr彡と、ただ疑問と怒りと寂しさもありそうなwki彡の掛け合い?が好き過ぎます。。 コメント失礼しました!