マクカト

⚠️僕の妄想です。過去、仕事している時等の記憶は僕捏造です

ずっと分からなかった。

人を好きになることも、人に興味を持つ事も

そもそも人と話すのにどうすればいいのかと。

考えて考えて、明るく接したらみんな笑って、楽しくしてくれるのかなって。

なんで嫌うの、？なんで人として仲良くしてくれないの？

漸くわかったのは、サイボーグの俺は人として扱われないこと

．．．

何時の間にか下を向いて歩くようになった。

顔を見られる度に噂される。

<何でアイツ顔があんな感じなの笑

<まじでロボットじゃん。

<感情とかないんだろ笑

あるよ、感情。

人と同じなんだよ？

何回も思った。

<あんなのになって可哀想。

<泣いたりできないんでしょ？顔ないし。

<ね笑

帰ってもずっと頭の中で繰り返される言葉達。

何度も考えた。

壊れたら楽と分かっているのにそれをしないのは、

きっとどこかで誰かが俺の事を受け入れてくれるんじゃないかと期待しているからだった。

誰かがきっと俺を認めてくれる、

そうだといいな。

<なんで完璧に出来ないんだ！！

<ロボットの癖に！

ロボット、ロボット．．．

何度も聞いた

<おい。お前、、

その時に会ったんだ。

俺のことを否定せずに受け入れてくれて、

ロボットということも否定してくれた。

そんなその人に惹かれた

ほらそうやってまた俺を期待させる。

ずっと一緒にいれるかもなんてある訳ないのに。

嘘だ。

助けられたのは俺だ

ずっと分からなかったことを教えてくれたんだから、俺が助けらたんだ

無茶な提案だった

乗ってこないと、俺は無理だと言われると思った。

キミが許可するから

そうやってまた救ってくれるから、

離れられない

好きになってしまったから。

仕方がない

皆から機械だと言われてもキミだけは言わなかった

お前は生きてる。人間と同じだって言ってくれたから、今生きてるんだよ

俺も居たいし．．．

小声でそう聞こえたのは、気のせいなのだろうか？

キミはいつもズルい。

ズルいよ、あー、離れたくない

キミがダメだって言うまでずっとそばに居るよ。