地獄の夏が過ぎ、秋になった
蓮と久しぶりの通学路
遠くに見える山
紅や黄、オレンジに染まっている
とても綺麗だ
そして、雨上がりのアスファルト
水たまりに朝日が反射して、 きらきらと輝いている
、、、こんなふうに自然を 感じるようになったのはいつだろつ
ひとりぼっちになってから だったような気がする
大介
、、、、、
蓮
、、、、、
俺は黙っている
もちろん考えているのは、蓮のことだ
蓮も黙っている
お互いがお互いのことを考えていて、静かな時間
そんな時間が、昔から俺達にある
蓮
、、、大介にぃ
話を切り出したのは蓮だった
大介
?
蓮
ごめんね、今まで
大介
なんで急に
蓮
昨日の夜の会話で実感した
蓮
俺、大介にぃのこと、何も助けられてない
大介
そんなことないよ
蓮
そんなことあるよ
大介
俺にとって蓮は、存在してくれるだけでいいよ
蓮
じゃあリスカしないで
蓮
薬も飲みすぎないで
蓮
俺は、大介にぃに壊れてほしくない
大介
ごめん、もう無理なんだ
大介
だから大丈夫、もう全部やめるから
蓮
ねぇ、大介にぃは何の話をしてるの?
大介
あとで分かるよ
俺は心の中で、ある決意をしていた







