コメント
4件
蘭ちゃんも蘭ちゃんで苦しんだね いっその事みんながシアワセニナレルセカイを作ってあげたい!
本当は
気づいていたんだ。
春千夜
彼奴が、死にたがっている事も
蘭
いつもいつも、
彼奴が啜り泣く声を、
聞くことしか出来なかった。
蘭
ザシュッ、
と部屋に響く音を聞きながら、
何も出来ない自分が悔しくて仕方がない
真っ白な部屋が、
赤く染まるのも時間の問題だった。
蘭
蘭
蘭
蘭
何度も何度もっ
俺は血のついた刃物を首に向けた。
けれど、
俺にそんな勇気はなかった、
蘭
死のうとする度に響き出す
想い人の声。
苦しんでいたっ、
泣いていた...っ
死のうとしていた、っ
蘭
俺は俺に失望をしていたんだ。
部屋の片隅で
俺はこの世界から消えていた。
蘭
分かっている。
生きているから辛い、
生きているから死にたくなる、
生きているから、
生きているからっ...
春千夜
蘭
「死ぬな」
なんて、言えるはずがなかった。
自分だって死ねない癖に、
それを押し付けたら、
自分も覚悟ができてしまった事になる
蘭
俺はまた
救えなかった...、
蘭
春千夜が入院してから1週間
本当なら毎日行きたい所だが
....
俺は彼奴に合わす顔が無い。
周りがキャーキャー言ってくる顔だって
俺にとっては、ひ弱その物だ。
蘭
蘭
蘭
♡= 1000