少女
…ただいまあ
母
遅かったわね、何してたの
少女
…ちょっと遠回りしてた
母
はあ……、
母
あんたってこはっ……!
少女
痛っ、!
母
こんな成績なのに無駄なことしないで!
あんたはとっとと勉強したらいいのよ!!
あんたはとっとと勉強したらいいのよ!!
母
それでいい大学にいって、
お母さんを楽にさせればいいのよっ!
お母さんを楽にさせればいいのよっ!
母
それなのに……それなのにあんたは
勝手なことばっかり……
勝手なことばっかり……
少女
痛い、よ
母
今晩はご飯まで家に入れません
勉強道具持って外に出なさい
勉強道具持って外に出なさい
少女
……はい
アマト
いっつも、あの子家で怒られてる
アマト
べんきょう、?は分からないけど
あの子が悲しい顔をしてるのは見ててわかる
あの子が悲しい顔をしてるのは見ててわかる
アマト
……僕が守れたらいいのに
アマト
大好きなのになあ……
少女
さむ……
少女
勉強してるんだけどなあ、
いっつも駄目なんだよね
いっつも駄目なんだよね
少女
勉強方法が悪いのかな、
少女
……すごい寒い、なんか頭痛い、
少女
……ぁ
少女
……家?
天使
だいじょうぶ?
少女
えっ、子供?
少女
だ、だいじょうぶだよ〜?
天使
うそ、僕が助けてあげる
天使
僕は神様の子供
あなたが大好きな天使だよ
あなたが大好きな天使だよ
少女
(流行ってる遊びかな?)
少女
助けてくれるって、どういう……
パチンッ
少女
……へ?
少女
消えた……
母
ただいま〜
少女
……!
少女
おっ、かえり、なさい……
母
今日ハンバーグよ、
少女
……っへ?
母
あら、あなた好きでしょ?
さ、冷めない内に
さ、冷めない内に
少女
へ、え、あ、うん
いただきます
いただきます
少女
(すっごい美味しい)
少女
(いつぶりだろ……)
アマト
僕があの子と話せるのは夢だけだけどさ
アマト
……せめて、夢でくらい幸せになってね
なんて、自分が話したいだけだよな
アマト
……すぅ、