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魂魄妖夢

あれ?今回は私が主役ですか?

西行寺幽々子

どうやらそうみたいね

魂魄妖夢

じゃぁ自己紹介でもしますか?

魂魄妖夢

皆知ってると思いますけど

西行寺幽々子

あら、楽しそうね。

魂魄妖夢

魂魄妖夢です!半人半霊で、白玉楼で幽々子様の庭師、警護役、剣術指南役をしています!

西行寺幽々子

西行寺幽々子よ、白玉楼のお嬢様って云われてるわ。

西行寺幽々子

何考えてるか分からないって云われることが多いのだけれど…本当かしら?

魂魄妖夢

(…本当ですよ幽々子様…)

妖刀「風鳴」

我の名は風鳴(カゼナラシ)。かつて戦国の世、幾千もの命を奪ってきた名刀であり、主が死亡した際、風と共に行方が分からなくなっていた妖刀である。

浅黄山 弥彦

拙者は浅黄山 弥彦(あさぎやま やひこ)。かつて戦国の世で名刀「風鳴」を愛用していたとされる無名の武士。紅在寺(こうざじ)にて織田信長に首を打ち取られた。

魂魄妖夢

ゆ、幽々子様!?桜の木の根元に刀がおいてあります!

風がざわめき、桜の花びらが逆巻く様に舞い上がる

西行寺幽々子

本当ね…新しい剣を見つけたわね。

魂魄妖夢

いえ…これは…只の剣じゃありません...

魂魄妖夢

触れるだけで…風が切れるような感じがします。

西行寺幽々子

ふふ、じゃあ触ってみれば?あなたの手に馴染むかもしれないわよ?

妖夢が刀に手を伸ばすと、風が一瞬止まり、空気が張り詰める

魂魄妖夢

……っ!

刀に触れた瞬間、強烈な旋風が巻き起こり、妖夢の周囲を吹き飛ばす

妖刀「風鳴」

我が名は風鳴。かつて戦場を駆け抜け、命を刈り取った名刀。

妖刀「風鳴」

貴様は、我を振るうに足りるか?

魂魄妖夢

!?刀がしゃべった?!

西行寺幽々子

あらあら、刀と会話できるなんて、妖夢も立派になったわねぇ♪

魂魄妖夢

幽々子様、これは冗談じゃありません!この刀、ただの妖刀じゃない…!

魂魄妖夢

...フゥ…

妖夢は呼吸を整え、風鳴を手に取る。 空気が張り詰め、風がざわめき始める。

魂魄妖夢

いきます...!

妖夢が一閃。風鳴が空を裂くように振るわれた瞬間、刀身から暴風が巻き起こる

シャンッ!

風が逆巻き、妖夢の右腕に旋毛風が巻きつく。 鋭い痛みと共に、袖が裂け、血が滲む

魂魄妖夢

っ…ぐっ…! 痛っ…!!

妖夢は刀を手放し、膝をつく。 風鳴は空中に浮かび、静かに震えている

西行寺幽々子

妖夢!?どうしたの、風が…!

魂魄妖夢

……風鳴が……私の未熟さを……斬った……。

妖刀「風鳴」

我を振るう者は、風を制す者。迷いある者は、風に呑まれ、裁かれる。

魂魄妖夢

……私の心に、迷いがあった……それを、風が見抜いた……

西行寺幽々子

...痛む?腕の傷...

魂魄妖夢

...ええ。でも、あの傷は只の罰じゃなかったと思います。

魂魄妖夢

私の剣に足りないものを、教えてくれた気がします。

西行寺幽々子

フフ、風鳴先生も厳しい先生ね。妖夢がもっと強くなるなら、ちょっとくらい痛いのも悪くないかも?

魂魄妖夢

…次は...風に呑まれないように振るいます。

魂魄妖夢

私の剣で、風を導いて見せます。

その夜。

風が渦巻き、空気が震える。風鳴が妖夢の前で宙に浮かび、 刀身から黒い霧のようなものが立ち上る

魂魄妖夢

…!

魂魄妖夢

ただの妖刀じゃない...刀が...影を生み出してる…!

霧が凝縮し、甲冑を纏った武士の姿が現れる。その男は、 ただならぬ威圧感を放っている

浅黄山 弥彦

浅黄山 弥彦

我が名は風鳴の主。かつて千の命を刈り取った者。お前の剣、我に届くか?

魂魄妖夢

…試す気なら、受けて立ちます!

妖夢が楼観剣を構え、突進する。

だが

ザァン!

武士の一閃が風を裂き、妖夢の斬撃を弾く

魂魄妖夢

速い…!風を纏ってる…!

浅黄山 弥彦

剣は、迷いを斬るもの。お前の剣には、まだ“死”の覚悟が足りぬ。

魂魄妖夢

…!痛みは、恐れじゃない。私の剣は、誰かを守るためにある!

妖夢が白楼剣を抜き、二刀流で風鳴に挑む。 風と風がぶつかり、修練場の桜が舞い散る

そして…

妖刀「風鳴」

…その剣、迷いを断ち切ったか。ならば、我が力を託すに値する。

影武士は風に溶けるように消え、風鳴の刀身が静かに妖夢の手に戻る

魂魄妖夢

…風鳴。あなたの力、確かに受け取りました。でも、私はあなたに支配されない

『ならば、風を導け。お前の剣が、 風を斬る者となるように。』

そして…数週間後…

風が静かに吹く中、妖夢は一人、風鳴を手にして立っている。腕には包帯が巻かれ、袖の下からは痛々しい傷跡が覗く

魂魄妖夢

また…失敗…

魂魄妖夢

風が...私の動きに逆らう...

風鳴を振るうたびに、風が逆巻き、妖夢の体を裂くように吹き抜ける

妖刀「風鳴」

お前の剣、未だ風を導かず。我が力に呑まれるのみ。

魂魄妖夢

…どうして…認めてくれたはずなのに…

妖夢は膝をつき、肩で息をする。包帯が風にめくれ、赤く染まった肌が露わになる

白玉楼・縁側 夜

西行寺幽々子

妖夢…その腕、もう限界じゃないの?

魂魄妖夢

…まだ、振れます。

魂魄妖夢

風鳴を扱えるようにならないと…

西行寺幽々子

でも、あなたが壊れてしまったら、誰が私のご飯を作るの?

魂魄妖夢

…幽々子様…

西行寺幽々子

冗談じゃないのよ。妖夢、あなたは“守る剣”を持ってる。

西行寺幽々子

風鳴は“斬る剣”。両方を振るうには、心も体も強くなきゃ。

魂魄妖夢

…私は、弱いんでしょうか…

西行寺幽々子

弱いわけじゃない。ただ、風鳴が強すぎるのよ。だからこそ、焦らないで。

西行寺幽々子

あなたの剣は、あなたの速さで育てればいい。

魂魄妖夢

東方妖刀風鳴(トウホウヨウトウカゼナラシ)

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コメント

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みょん頑張ってんな〜… 腕ボロボロになったら刀握れなくなるから程々にな…

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