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オークションにいたあの吸血鬼。 目に光なんてほぼ無くて。

...ずっと1人で居たのかな。 なんて、吸血鬼ハンターの俺が思うこと でも無いだろう。

...白い糸なんてあったっけ...。

...買いに行かないとな

...ないこーっ!!

...まろ?

...王様が及びや。

...。

オークションの件だろうか。 それとも_、

 

...呼び出して悪かったな。

いえ、何なりとお申し付けください。

 

...いい人材は居たか?

...いえ。

あんな古びたオークションの場に いい人材など居るはずかない。

 

...言っておくことが一つだけある。

 

あのオークションを潰すことにした。

...はい、?

オークションを潰す。 何を言っているのか。

 

いい人材も居なければ、吸血鬼ばかり。

 

...今頃火だるまになっているだろう。

...っ、!?

オークション会場に火をつけたと 言うのか?

...吸血鬼を燃やすためだけの理由で?

...ご報告...ありがとうございます、...ッ、

吸血鬼が居なくなることに対しては 何も反論はしない。

...ただ、

白髪の吸血鬼はどうなったんだ?

...お、...どうやった?

...っ、

馬車っ...!!!

馬車を出して...っ!!!!

え...

なんでや...?

いいから早くッ...!

" 王の許可もなく馬車を使ってはならぬ"

そんな決まりは無視して オークションに走った。

...1歩間違えれば 間違いなく処罰が下されるだろう。

でも、あの吸血鬼だけは 助けたい一心で。

...っ、生きてろよ...ッ、

オークション会場は既に 燃え尽きていた。

人の姿、1つ見えなかった。

おーい"っ、!

...誰かいますかーッ"!!

白髪の吸血鬼の名前、... 札に書かれたあの文字は確か。

...っ、

" 初兎 "っ!!!

もう駄目かと思った

なんで吸血鬼のためにここまでしたのか 自分でもよく分からなかった。

...自分に似てるから? ...子供だから?

どんなに理由を探っても 分かるはずもなかった。

...初兎、ちゃん...。

...。

...、!!

見つけた 間違いない。絶対。

しょーちゃん"っ!!

...?

おいでっ...!

俺は初兎を守るように抱きついて 思いっきり外に飛び込んだ。

...っ、た...

...、

...ぅ、...

流石に痛い。 ...初兎、は、...

あ、...吸血鬼って太陽に当たったら 火傷しちゃうんだっけ、

...早く、日陰に行かないと...

...ごめんね、もう少し我慢して、

...

 

...オークションで火事...?

 

irregularが火をつけたらしいわよ、

 

怖いわね...

流石の騒動で人が集まってきた。 羽が無いとは言え、吸血鬼だ。

ここは安全とは言えない。

...ないこ、?

...まろっ、!

え、怪我しとるやんけ...っ?!

...何があったんっ、

...どう、しよ...

どうすれば、いい...かな、っ、

え、...?

まろと悠佑には全て話した。

話し合った上で 王様に話すことにした。

吸血鬼ハンターがこの吸血鬼が良い奴だと 主張するのはおかしな話だが。

話し合って分かったこともあった。

この吸血鬼、初兎は " 感情 "が無いのでないか。

何に対しても誰に対しても 自分で反応が出来ないのではないか。

王様はそんな気安く 受け入れてくれるような人では無かった

 

なぜ。なぜ吸血鬼を連れてきたんだ。

...先程話した通りっ、...!!

 

理解が出来ない。

 

吸血鬼ハンターとして恥を知れ。

 

この吸血鬼は処刑する。

...でもっ!!!

...。

...王様、少しは話をお聞きください...!

 

吸血鬼が居るせいでDice国は
落ちているんだ。

 

言うことを聞かぬならお前たちも処刑する

一向に聞く耳を持ってはくれない。

初兎はただひたすらに 俺を見ていた。

...っ、

...。

...こうしませんか。

俺がこの子の面倒を見ます。

...irregularや国に迷惑は掛けません。

初兎を引き寄せて。

処刑される覚悟で 話を進めた。

...この子だけは放って置けない。

そう思ったから。

だから、_、

この子だけは愛させて

吸血鬼ハンターと羽の無い吸血鬼

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