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"理の外側"にある静謐な円卓に、 6名の「女神」たちが集まっていた。
テーブルの上には、精巧な銀細工のティーセットと、宝石のようにきらめく洋菓子が優雅に並ぶ。
(永遠) 「あら、皆さま。長い時の流れの中で、こうして顔を合わせるのも久しぶりですわね。 まずは、この"均衡"が保たれている紅茶でも、ゆっくり召し上がれ。」
(均衡) 「ごめんなさい、"永遠"。わたくしがこの円卓の調和を乱すわけにはいきませんから。 しかし、そうね。創世が新しい世界を創り終えたばかりで、"破滅"の兆候が騒がしくなる前に、こうして一息つけるのは良いことですわ。」
(破滅) 「一息なんて、必要かしら。この世界に安寧など、元より無いのだから。"創世"の創造するものは、どうせまたすぐに塵へと還る運命よ。わたくしは、その後の静寂を楽しみに待っているだけだわ。」
(創世) 「もう!"破滅"はいつも冷たいわ! わたくしが今、無から有を生み出すこの創造の瞬間を、見てほしいのよ!この紅茶もわたくしが創ったの。あなた方には、この喜びが分からないかしら?」
(有無) 「ふふふっ、"創世"が創るのは、有るという幻想。 そして、"破滅"が壊すのは、無いという真実。 どちらにせよ、このカップの紅茶のように、いつかその中身は消えてしまう。それは有るのかしら、無いのかしら?」
(希求) 「あら、皆様。あなた方のお話は、いつも根源的で深遠ですわね。 わたくしが聞いているのは、全ての生あるものが有る世界で何を求め、無い世界に何を願うか...その切実な希求だけ。それが、全ての始まりと終わりを動かす、唯一のエネルギーなのですわ。」
(永遠) 「...そう。"希求"の言う通り、私たちのお喋りは時を超えても続く。さあ、皆さま。壊れる前に、もう一杯いかがかしら?」
"永遠の神" 時の流れを超越し、ゆったりと悟りの境地で世界を見守る、超然とした女神。
"創世の神" 最年少。無から有を生み出す創造の喜びに溢れ、活発な問いかけをする女神。
"破滅の神" すべてが塵へと還る運命を知る。冷たさと優雅さを持ち、静寂と終焉を待望する女神。
"有無の神" 有ることと無いことの境界線を司る。 哲学的で謎めいた問いを投げかける女神。
"均衡の神" 世界の調和と秩序を維持する。 理知的で冷静、論理的な視点を持つ女神。
"希求の神" 世界中の生命の切実な希求を司る。 慈愛に満ちた優しさで、希望のエネルギーを見つめる女神。