恐怖症シリーズ

日光恐怖症

いつからか日光を浴びることが怖くなってしまった。

日光は毒と思い込んでしまう。

浴びたら死ぬと思ってしまう。

だから、日光に浴びないように怯えた毎日を過ごしている。

外には出てる。

でも、日光を浴びないように長袖を着て、フードを被る。

ﾀｯ

どうしてもみんなには言えなかった。

言ったら笑われると思ったから。

昔、経験したから。

だから言わない。言えない。

毎日、こうやって怒られる。

何も、知らないから。

みんなから逃げるのも日常茶飯事。

バレたくない。

こわい。

ｼｬｰ(カーテン閉める音)

暗闇にいると落ち着く。

日光に浴びなくていいから。

今日は朝食を抜かしたから今食べる。

おいしい。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ｻｯ

なんで言わなきゃいけないの。

どうせ、笑うくせに。

仲間はずれにするくせに。

最低野郎もど。

つらい。

こわい。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

保健室の先生は優しい。

ちゃんと俺のことを知ってくれた。

笑わなかった。

保健室は救いの場所だ。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ｶﾞﾊﾞｯ

ぁ、、こわい。

こわいこわいこわいこわいこわいこわい、。

早く、、帰れ。

どっか、いけ、ｯ！

なんで、、ぉれのこと、ｯ(泣)

昼休み。

ｼｬｰ

やっぱ、落ち着く。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ﾀｯ

ｶﾞｼｯ

はなして、、いいのかな？

たす、けてくれる？

ぁ、、やっぱり...。

ｷﾞｭｯ

初めて、受け止めてくれる人に会った。

俺はもうちょっとみんなを信じてもいいのかな。

嬉しいな。

優しい。

俺はちょっとずつだけどみんなと仲良くなれるようになった気がする。

ｻｯ

月島とは毎日一緒にいる。

月島の隣にいると楽になれるから。

今日は月島が居ない。

家の用事で休みらしい。

ぁ、、苦しい。

ﾊﾟｯ

ぁ、いや。

しぬ、ｯ(泣)

こわぃ、ｯ。

ﾄﾞﾝｯ

ｻｯ

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。

なんで、ｯ(泣)

くる、しぃ。

こわぃ、ｯ(泣)

ぃ、やら、ｯ(泣)

な、んで、、ｯ(泣)

ﾊﾞｷｯ

いたい。

こわい。

くるしい。

いたい。

なんで、いつも、、こぅなるの、ｯ？

ぁ、、、、つ、かれた、、、。

ｶｸｯ

は？言い訳かよ。

つまんねぇわ。

それで優しくするとでも？

馬鹿じゃねぇの？

やば。

気持ち悪い。

ひなたくんってなんではだしろいの？

おばけなの？

こわいね。

どうしてフード被ってるの？

先生に怒られるよ？

日向！フード被るなって言ってるよな！

なんで毎回注意しないといけないんだよ！

1度言われたらもうするなよ！

お前のせいで授業が進まないんだからな！

wまた怒られてるしww

馬鹿だよなwww

練習してる時はフード被るな！

お前それで練習するのかよ。

下手くそ。

日向〜！フード降ろさなきゃでしょ？

怒られちゃうよ？

日向。

日向。

ひなたくん。

日向。

日向。

日向。

日向。

お前なんか...。

死んどけばよかったんだよ。

ﾊﾟﾁｯ

ﾌｲｯ

どうせ、、月島も俺を同情してるから仲良くしてるんだ。

ぁ、、裏切られたな。

信じなければよかった。

っき、しま、ｯ。

ﾊﾟﾁｯ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

そして月島は俺のことを全て話してくれた。

良かった。

それからみんな、俺のことを知ってくれた。

練習の時はカーテンを閉め、俺がフードを外せれる程度の暗さにした。

今、いちばん楽しい。

辛くない。

こんな幸せが続くといいな。