気まぐれであげた一品

急に抱きついてきた彼

彼は僕の弟だ

ニコニコと微笑む彼は

とても可愛らしい

ﾌﾟｸｯと頬を膨らませて

俯く彼は子供っぽい

涙目になってしまったので

頭を撫でる

体は僕より大きいのに

中身は幼いんだよね

いつも萌え袖してるし

でも弟っていっても義理

独りの君を見つけた

僕は君の手を引っ張った

まぁ出会いはこんな感じ

あとは親が再婚した感じ

桃くんは僕の1つ下なの

でも僕の方が小っちゃいんだよ

なんでやねん！

でもこの事によって

桃くんは変わっちゃったんだよ

僕は後ろを振り返る

また頬を膨らませた

可愛いけど怖いw

1番ヤバかったのは

高1の時かな？

ほら，学校違うし

また泣きそうになってる

可愛いなぁ

いつもより低い声

衝撃だった

あんな甘々な弟が

壁ドンするなんて

いきなりの呼び捨てには驚く

僕は急に首を絞められた

いつものとろとろした目

ではなく

暗闇で光る猫の目のようだ

彼はそのまま僕を持った

あんな可愛い桃くんからは

想像もできない強さだ

とうとう僕の足は

地面から離れてしまった

ダメだ，意識が，

彼は僕から手を離した

　僕は泣き出してしまった

僕の頬に冷たい手が触れる

でも最近は収まった方

ほらね？収まったでしょ？

ある日

部屋に入るとすぐ

俺は鍵を閉めた

そう言って家を出て行った

これでいいんだよ♡

虫が居なくなったよ♡

俺は青に抱きついた

ロープを握る

俺は青の首を絞めた

なーんてね

自分の首よく見てみろよ

ちゃーんと

跡が残ってるだろ？

前世の俺の気持ち

分かったかも♡