ピュトン
ピュトン
ピュトン
ピュトン
ピュトン
ピュトン
ピュトン
ピュトン
オツキン
氷虎
オツキン
オツキン
氷虎
ここは氷虎の工房。そこでマザイの研究に精を出していたのは『オツキン』という沼だ。中々エクストーリムマザイのレシピが出来ず、気晴らしとして何かのマザイを作っていた。
ちなみにそのマザイの成分は、『惚れ薬』らしい。
オツキン
氷虎
オツキン
氷虎
目の下にたっぷりと隈を抱えたオツキンはケラケラと笑いながら椅子の背もたれに寄りかかる。その時、工房のドアがノックされ、マリキンが入ってきた。
マリキン
氷虎
オツキン
マリキン
氷虎
マリキン
マリキン
オツキン
マリキン
氷虎
マリキン
テンションがおかしいオツキンは無視して氷虎はマリキンからの指示通りぽんぽん手際よく素材を取り出していく。
マリキン
氷虎
マリキン
マリキン
氷虎
マリキン
オツキン
氷虎
オツキン
マリキン
オツキン
氷虎
氷虎の制止はオツキンの耳に届く事なく、オツキンは火事場の馬鹿力とも言えるほどの力でマリキンの口の中にフラスコを捩じ込んだ。
喉の奥にマザイに流し込まれ、飲み込む以外の選択肢を封じられてしまったマリキン。氷虎が必死にオツキンをマリキンから引き剥がそうと悪戦苦闘しているが、まるで虫のようにピッタリくっついて離れないオツキンは、確実にマリキンがマザイを飲み込むまで離れないことだろう。
マリキン
氷虎
オツキン
マリキン
氷虎
言葉を最後まで言い切ることなくオツキンは床に倒れ込んだ。その軽い体を氷虎は簡単に抱き上げ、ささっとベッドに運び込む。
氷虎
マリキン
マリキン
氷虎
マリキン
マリキン
氷虎
マリキン
氷虎
マリキン
氷虎
マリキン
氷虎
マリキンは頭にはてなマークを浮かべながら工房を後にする。氷虎にはオツキンが早く起きるようにただ祈ることしかできなかった。
マリキン
次の日、マリキンは何時ものようにマイドンランチにバイトをしに向かっていた。
なぜ、バイトをするのか。それはギャルゲのガチャを回す為。その為に金を稼ぐのだ。
マリキン
ぐぐっと一つ、伸びをして、マリキンは歩いて行く。と、その時、目の前から太陽と荒川が口喧嘩をしながら現れた。恐らく荒川の奇襲のことで太陽が怒っているのだろう。
太陽
荒川
太陽
マリキン
荒川
太陽
太陽の姿が目に入った瞬間、マリキンの頭にピリリとした甘い衝撃が走る。
マリキン
太陽
荒川
太陽
荒川
ほぼ成立していない会話をしながら二人はマリキンの方へ顔を向けた。マリキンはマリキンで、目を見開いたまま固まっている。
太陽
荒川
荒川
マリキン
太陽
マリキン
太陽
荒川
普段の彼女らしからぬ態度に太陽は分かりやすく狼狽える様子を見せた。原因である当の本人はほんのり頬を赤らめ可愛らしく太陽の片腕に抱きついている。スリスリと頬を寄せるその姿はまるで子猫だ。
太陽
荒川
太陽
荒川
太陽
マリキン
マリキン
太陽
マリキン
荒川
太陽
荒川
太陽
荒川はそう言って、風のように走り去って行ってしまった。こめかみに青筋を浮かべて立ち尽くす太陽の腕にマリキンは相変わらず抱きつき、頭を寄せている。
マリキン
マリキン
太陽
マリキン
太陽
マリキン
太陽
ぐいぐいと子供のように太陽の腕を引くマリキンを、今だけは刺激してはいけないと感じ取ったのかは分からないが太陽は大人しくマリキンに着いて行くことにしたようだ。
マリキン
マリキン
太陽
場面は変わり、ここはマイドンランチ。そこで太陽は普通に、真面目に働くマリキンの姿を目で追っていた。対太陽で無ければいつものマリキンなのに、太陽を相手にした瞬間に別人のように態度を変える今日のマリキンのことが気になっているのだ。
ウイエ
ウイエ
太陽
ウイエ
太陽の後ろから近付いて来て、自然に隣に着席したのは『ウイエ』だ。作家でもあり、絵描きでもある彼女は、しょっちゅうパンツを被っては自分の愛弟子に怒られている。
太陽
太陽
ウイエ
太陽
ウイエ
ウイエはクスクスと笑みを零し、横目でマリキンの後ろ姿を追う。見た目も、働く姿もやはりいつものマリキンとなんら変わりない。
ウイエ
太陽
ウイエ
太陽
ウイエ
太陽
二人の沼が話し込んでる中、客の対応がひと段落ついたらしいマリキンがカウンターに戻ってきた。
マリキン
ウイエ
マリキン
ウイエ
マリキン
ウイエ
マリキン
短い会話を終わらせたマリキンは、太陽に向き直るなり、コロッと態度を変えた。片手で頬杖をつき、幻覚の犬の尻尾が見えそうなほど嬉しそうに太陽に話しかけた。
マリキン
太陽
マリキン
太陽
マリキン
ウイエ
マリキン
ウイエ
マリキン
マリキン
太陽
マリキン
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