ドサッ
何気、ベッドにさとみくんから押し倒されたのは
久しぶりだな
そもそも最近、さとみくんと2人きりなんて
あんまりなかった……気がする。
satomi
rinu
リップ音を鳴らして口付けし、
手馴れた様子で俺の服を脱がしてくる。
舌が絡み合い、
離すと銀色の糸が
俺と君を繋いでいるのがよく見える。
吐息が互いにかかるくらいの近距離。
こればっかりは何度体験してもドキドキする。
ぼんやりそう考えていると、また唇を埋められる。
さっきよりもずっと、深くて長かった。
息が出来なくて、顔が熱くなり、
涙が出てくる。
その潤んだ瞳のまま、君の視線を捕らえた。
やっと目が合った…
獣のような目
背筋に何かが走り、ゾクリとした。
今日の夜は長くなりそうだ
satomi
satomi
__やっぱり、なんかさとみくん
冷たいよなぁ…
時計はもう9時
もちろん午前の方。
rinu
rinu
rinu
rinu
そういう時期なのかな…
こーゆーのは
時間が解決してくれるものなのかな?
前みたいに、イチャイチャしたい…
……………
………前っていつだ…?
1ヶ月はデートしてない気がする
そりゃあ…活動が忙しいのもあっただろうけど…
スマホを弄り、撮った写真を眺める。
全部、さとみくんとデートしたときの写真
画面の中の俺らは、笑顔でレンズに向かってピースしている。
こんな笑顔、最近は見ていない。
俺だけに向けてくれた笑顔。
俺だけに向けてくれた言葉。
もう一回…もう一回だけ、欲しいな…
君の愛の言葉。
__数週間後のこと。
nanamori
nanamori
rinu
nanamori
nanamori
nanamori
rinu
そんな理由で、さとみくんの家を訪れた。
何気、さとみくん家に来るの
久しぶりかもしれない。
ちょっとドキドキしながら、インターホンを押した。
ピンポーン
rinu
rinu
でも今日は動画撮るって言ってたから
家に居るはず…
……あ、
俺合鍵持ってるし、
入っちゃおうかな。
試しにドアノブに手をかけ、回してみる。
ガチャリ
なんの抵抗もなく、ドアは開いた。
rinu
rinu
rinu
rinu
__その時、午後7時
夜というには、
まだ微妙な時間。
でも
愛するものたちには、関係なくて…………
rinu
さとみくんの部屋のドアを開けて、
俺は固まった。
中には確かにさとみくんが居た。
上半身裸で
ベッドに
ころちゃんと一緒に。
satomi
satomi
rinu
rinu
rinu
satomi
satomi
satomi
satomi
rinu
rinu
rinu
rinu
satomi
rinu
rinu
satomi
聞きたくない
本能が分かっている
これから、何を言われるのか
嫌だ…言わないで…
嫌だ嫌だ嫌だ
satomi
satomi
satomi
satomi
satomi
いつから、俺だけだった?
ずっと、前から?
さとみくんは俺じゃなくて
俺以外の…人を…
rinu
俺はその場から逃げ出した
なーくんに返しておいてって言われたものを持ったまま
rinu
rinu
走って、走って_
なぜかわからない、よりにもよってここに…
君と愛を誓った場所
泣き崩れた
頬に涙がこぼれる。
嘘吐きだ。
君は嘘吐きだ。
俺のことなんて、愛していない
一生もなにもない
運命でもなんでもない
嘘ばっか
嘘ばっかり。
その嘘を信じていた。 その嘘を愛していた。
君の嘘を、俺は本当で返していた。
君のことを……愛してた
本当に本当に酷い人
嘘吐きで、自分勝手で、浮気するような
最低な人で
俺が一生大好きだと思った人…
???
rinu
rinu
???
rinu
rinu
rinu
rinu
???
???
???
???
???
???
???
rinu
???
???
そう言って__は、優しく口付けをした…
nanamori
nanamori
satomi
satomi
satomi
nanamori
nanamori
satomi
nanamori
nanamori
nanamori
桜兎(おと)
桜兎(おと)
桜兎(おと)
桜兎(おと)
桜兎(おと)
桜兎(おと)
コメント
3件
うわぁぁぁぁ!?!?ガチの神様だぁ!!!(?)最高すぎます!!!