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テラーノベル(Teller Novel)

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若井が頭をなでる 大森は少しだけ嬉しくなった

若井は腰の速度を少し落とす

大森はぐったりとした 太ももの感覚がない 身体が重く感じた

大森

…はっ…はぁ

若井

若井は大森の手を取る そして自分の下に触れさせる

大森

わ…

若井

形わかる?

大森

…う、ん

若井の下を指で触るのは初めてだ 暖かくて硬くて筋張っている

若井

もとき

若井

目つぶって

大森

…?

大森は疑問に思いながら目を閉じる 若井の声がまた耳元でする

若井

もっと集中して

若井

形…覚えて

大森

大森

目開けていい?

若井

だめ

大森

触れ方が分からないのか 指先で恐る恐ると触ってくる

若井はそのいじらしい姿を ただ見つめた

若井

ここ…

大森の指を自分の下の 1番太い所に誘導して触らせる

若井

ここが

若井

元貴のここに当たるから気持ちいんだよ

そう言いながら大森の下の 敏感な所を親指でそっと撫でる

大森

っ…

大森の肩が跳ねる

あえて説明されると意識してしまう 大森は恥ずかくなった

若井

目開けていいよ

大森は目を開ける つい若井の下に目が行く

大森は自分が触れている場所を まじまじと見つめた

大森

大森

もっと

大森

触っていい?

若井

いいよ

大森は若井の下を見つめる 自分よりもっと男性的な気がした

そっと先の方に触れてみたり 少し握ったりして感覚を確かめる 心臓の鼓動が速くなる

若井

ふっ…

若井

かわいい

大森

…?

若井

初めて見たみたいな反応だね

大森

大森

初めてだよ

大森

初めて触った

大森

自分以外のは…

若井

こんな風に言われたら誰だって 我慢が効かなくなるに決まっている 大森は無自覚に欲情を煽る天才だ

若井

続きやろっか

大森

うん

若井は再びローションを塗って 十分に濡らしてから進めた

若井

若井

冷たくない?

大森

うん平気

大森の敏感な所が擦れるように 自分の下をゆっくりと動かす

大森

…んっ

先程の若井の言葉で つい意識してしまう

どこをどんな風に触られると 気持ちがいいのか理解してしまった

若井

腰…

若井

ちょっと高くしようか

大森

…?

若井が使用していない枕を 大森の腰の下に入れる

若井

多分…

若井

こっちの方が好きだと思うよ

腰の位置が意外と高くなり なんだか恥ずかしい

大森

う…わ…

再び若井は腰を動かす

大森

んっ!!

大森の腰の下に枕を入れたからか さっきよりも密着感が増した

下の先が当たるだけではなくて 今は全体が擦られている感覚だ

大森

んあっ!!

若井

どう?

確かに気持ちがいい

ぐっと潰されてる感じがして それが寂しさを少し埋めてくれる

若井

動くよ

大森は答える余裕がないので頷く 若井は大森の腰を両手で掴む

ゆっくり動くと思っていたが 若井は想像より早めに腰を動かした

大森

うっ!?

大森

まって!

若井

十分待ったでしょ

大森

んっ!

そろそろ限界だ 大森のペースに合わせるのをやめて 若井は自分のやりたいように動いた

大森

ううっ!

若井

あー…きもちい…

若井の与える快感はあっという間に 大森を混乱へと包み込んだ

大森

は…ああっ

大森

うっ!!ん!

今まで若井が教えてくれた 気持ちのよさがぎゅと集まって 大きな波になっていく

大森

あ…っ…

大森

はっ…

急速に何か湧き上がり近づいてくる それが絶頂だと理解した瞬間 大森はまた怖くなった

大森

あああ!

大森

やだ!!

突然暴れ出す大森を 若井は逃げないように胸元を抑えた

若井

大丈夫

大森

はなして!!

若井は大森をぎゅっと抱きしめる そのまま腰を動かした

大森

うぅー!んっ!

若井を押し飛ばしたくても うまく力が出ない 夢の中で走れない時の感覚に似てる

若井

元貴

若井

もっと集中して

大森

…っ

若井

どこが気持ちいか

若井

思い出して

言葉に敏感な大森には効果的だ 若井の言葉が声が 大森の熱を逃がしてくれない

大森

はっん…あ!!

大森

やめて!

大森は若井の腕の中で震えた 若井は心の檻を作られないように 大森に問いかけ続けた

若井

大丈夫

若井

上手だよ

大森

あああ!んっ!

若井の言葉が蜂蜜のように甘く響く 作った心の檻はすぐに溶けていく

大森を絶頂へと追い詰めるため さらにリズミカルに腰を動かした

大森

あっ…んっ!!

大森

もっ!

大森

むり!!

大森は若井にすがりつく そうしないと迫り来る快感への 恐怖でどうにかなってしまいそうだ

若井

もとき

若井

すき

大森

あっ!うぅ…!ん!

若井

大好き

心底若井を恨んだ 1番欲しい言葉を投げ込まれて 全部受け入れてしまいそうになる

大森

やっ…ああっ!!

大森はどうにか弾けないようにと 指を強く噛んで耐える

若井

もとき

若井

一緒にいこ

大森

んっ…っ…

大森は首をふる

若井は指を噛んでいる大森を見て 口から外させる

若井

もとき

若井

それ痛いでしょ

代わりにと言うようにキスをして 大森の口内に舌を入れ込む

大森

んー!はっ…うぅ

若井の舌が大森の舌と絡み合う 意図的に止めていた空気を 吸ってしまう

大森

はっ…ー

快感の粒が集まっていく 勝手に身体中が震える

若井

大丈夫

若井

怖くないよ

若井が大森の頭を撫でる

大森

んんっ!!あ!

大森

わかいっ!!

限界が近い 大森は寂しくて若井の名前を呼んだ

若井が大森をぎゅと抱きしめて キスをする

若井の舌が口内を満たすとやっと ひとつになれた気がした

大森

っ…ー

このまま受け入れてもいいかも そう思った瞬間カチッと蓋が 空いたような感覚がした

大森

はっ

大森

ああああ!

お腹の息が全て吐き出されるように 溢れて止まらない

大森

あああっ!

身体が大きく動いて快感を放出した 刺激が強すぎて絶頂中の記憶がない

大森

はっ…っ…は

頭がくらくらする 立ちくらみのように動けない

頭を撫でる感覚がして そちらを見ると若井が 大森を微笑ましそうに見つめている

大森

…わかい

若井

良かった

若井

ちゃんといけて

大森

大森

うん

大森はしっとりと感動した 人生で初めて性行為の本質を 体験した気分だ

自分のように心の檻をいくつも 作る人を救うためにこういう行為は あるのかと思った程だ

大森

なんか…

大森

達成感すごい

若井

僕も…

大森

…あれ

大森

若井…

大森

いけた?

若井

うん

若井

ていうかずっと我慢してたから

若井

なんか途中から

若井

そういうプレーしてるのかなって

大森

えwww

若井

www

大森

なにそれwww

若井

いやー

若井

きつかったー

大森

大森はぎゅと若井に抱きつく

若井

大森

でも一緒だったから怖くなかった

若井

うん

大森

ありがと

若井

うん

大森

若井

若井

喉かわいたよな

大森

うん乾いた

若井

持ってくる

大森

一緒にいく

大森は起き上がろうとしたが くらりとする

大森

ぅ…

若井

若井

持ってくるよ

大森

大森

じゃあ頼んでもいいかな

若井

任せろ

若井は寝室をでてリビングへ向かう

ガチャ

(リビングの扉を開ける音)

扉を開ける音がしたので 藤澤は扉の方をみる

若井は何を言ったらいいのか 分からずただ藤澤を見つめた

藤澤

若井

藤澤

ん?どした?

意外と藤澤は軽い調子で聞いてきた

若井

若井

涼ちゃんごめん

若井

待たせて…

藤澤

いいよ

藤澤

ゆっくり時間かけて欲しかったし

若井

藤澤

藤澤

3人で付き合おうか

若井

えっ!!

藤澤

若井がいいなら…

藤澤

だけど

若井

若井

それは倫理的にまずくない…?

藤澤

うん

藤澤

だと思う

藤澤

それでも僕はやってみたい

若井

若井

元貴は…

藤澤

さっき話した

藤澤

いいって言ってくれた

若井

若井

でも…

若井

涼ちゃん…

藤澤

若井

僕はこれっきりでいいよ

若井

付き合うとかなくても大丈夫

藤澤

藤澤

じゃあ僕もやめる

若井

藤澤

若井がやめるなら僕もやめる

若井

若井

まじか…

藤澤

若井

若井

いいの…?

藤澤

藤澤

いいよ

若井

若井

3人で…

若井

それ僕だけ得してない?

藤澤

え!

藤澤

そんなことないよ!?

若井

若井

本当…?

藤澤

うん

若井

嬉しい…

若井

涼ちゃん僕の事そんなだと思ってたから

藤澤

藤澤

ん?

若井

…?

藤澤

藤澤

あ、

藤澤

ん?…え?

若井

え?

藤澤

待って若井の好きな人って?

若井

若井

あ、あーなるほど!

若井

あ、なんでもない…

若井は突然リビングから 出ていこうとするので藤澤が止める

藤澤

え!ちょっ!?

藤澤

もときじゃないの!?

若井

若井

元貴と…

若井

若井

涼ちゃん

藤澤

えええ!!

若井

3人でってそういう意味なのかなって

若井

いやめちゃくちゃ早とちり!!

若井

あははwww

藤澤

若井

藤澤

ごめん

藤澤

ちょっと真剣に考えてる

若井

藤澤

でも元貴が僕と若井と付き合うんだから…

藤澤

僕と若井が付き合うのが駄目だって言うの…

藤澤

変だもんね

若井

藤澤

藤澤

あとは僕次第だけど…

若井

藤澤

うん

藤澤

じゃ付き合おっか

若井

軽っ!

藤澤

だって…

藤澤

正直嬉しいし…

藤澤

そもそも3人で付き合うっていうのも

藤澤

挑戦なんだし

藤澤

楽しそうだなって

若井

若井

うそ…

若井

なんか怖いよ

藤澤

え…なんで?

若井

だって今朝まで僕すごい落ち込んでたのに

藤澤

確かに今日はすごい1日だったね

藤澤

藤澤

あれ元貴は?

若井

若井

あ、水!

藤澤

みず?

若井

ちょっと待ってて!

若井はパタパタと冷蔵庫に向かう 水を2本取り出すと リビングを出ていった

藤澤もそっと後を追いかける

若井が水を持っていくと 大森はすやすやと眠っていた

若井

若井

あ…

藤澤も様子を見ながら 寝室に入ってくる

藤澤

元貴寝ちゃった?

若井

うん

藤澤

そっか

藤澤は大森の寝てるベッドに入る

若井

え?

藤澤

僕もここで寝る

若井

ここで?

若井

来客用の布団なかったっけ?

藤澤

だって寂しかったんだもん…

藤澤

誰も相手にしてくれないし

若井

若井もそっとベッドに入る ダブルベッドでも流石に狭い

藤澤

えwww

若井

藤澤

そこ絶対狭いでしょwww

若井

ギリいける

藤澤

www

若井

www

若井

元貴

若井

明日びっくりするだろうな

若井

起きて両脇に2人寝てたら

藤澤

www

若井

www

藤澤

それより先に僕らが元貴の寝相の悪さに

藤澤

びっくりするんじゃない?

若井

www

若井

そうだったw

藤澤

www

若井

若井にもゆっくりと 眠気がやってくる

若井

今日記念日になるのかな

藤澤

藤澤

そうだね

藤澤

不思議だね

若井

若井

まだ夢みたい

藤澤

うん

若井

若井

涼ちゃん

若井

ありがと

藤澤

藤澤

こちらこそ

藤澤

ずっと一緒にいようね

藤澤

3人で

若井

そうだね

藤澤

若井

若井

おやすみ…

藤澤

おやすみ

藤澤

また明日

若井

…うん

3人は一緒のベッドで眠りについた

🍏🎤愛され 人を操作できるスマホ...??

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コメント

6

ユーザー

コメントの削除は私が返信を間違えてコメントしちゃったので消しただけです…みんな気にしないで好きにコメントしてね…(主より)

ユーザー

展開愛おしすぎて死ぬ笑泣けてきた最高ですありがとうございます

ユーザー

待ってましたぁ〜!!! てか、続き書くの早すぎません!?!! 結構な頻度ですよね、、、?!! 本当凄いです、書き手として 尊敬します。 平和な方向に物語が進んで行ってるの嬉しい!! 時間ないのに、また見返そうかと悩んでますッッ!!! 無理矢理時間開けよ。 続きも頑張ってください!ー! 今回も最高でした ぁー!!!

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