/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
教師
今日は転校生が来た
アヌビス
ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
アヌビス
こ、こんにちは
アヌビス
アヌビスです
アヌビス
よろしくお願いします
教師
なに震えてんだよ
教師
まぁいい
教師
お前の席あそこな
アヌビス
はい
アヌビス
隣良い？
下郎
チッ
アヌビス
(だから転校したくなかったんだ)
この日から僕は地獄をみた
下郎
飲めよ！！
下郎
ほら飲めよ！！
アヌビス
ﾌﾞﾊｧ
アヌビス
やめﾌﾞｸﾌﾞｸ
アヌビス
ゲボっ
下郎
はーけ！！はーけ！！
アヌビス
う“
下郎
お！？
下郎
とうとう吐くか？
アヌビス
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
下郎
泣いたぞこいつ！！
上郎
ギャハハ
アヌビス
帰らせて
下郎
オラ！！
アヌビス
ちょっ
アヌビス
やめて！！
下郎
ここがお前の家だ！！
上郎
出られないからねぇ！！
アヌビス
うう
下郎
ギャハハ
バタン！！
アヌビス
ううミキちゃん
ミキ
先生
教師
何でしょう
ミキ
アヌビスが帰って来ないんです！！
教師
え！？
教師
今すぐ探しましょう！！
ミキ
はい！！
アヌビス
死にそう
アヌビス
お腹すいた
アヌビス
傷も深い
アヌビス
何も覚えてない
アヌビス
僕になにが出来るのかも
アヌビス
シディくんミキちゃん
アヌビス
助けて…
アヌビスー
アヌビス
ミキちゃん！！
アヌビス
僕ここだよ！！
アヌビス
おーい！！
学校にはいないのかな
アヌビス
僕ここにいるよ！！
アヌビス
待ってよ！！
他のところ探そう！！
アヌビス
ううう
アヌビス
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
アヌビス
助けて
アヌビス
誰か
バタッ
アヌビス
意識が遠ざかっていく…
アヌビス
もっと生きたかった
アヌビス
遊びたかった
アヌビス
何で…こ…んな思いを
アヌビス
しなきゃ…いけ…ないの…？
アヌビス
あああ
アヌビス
ごめんね
アヌビス
ミキちゃん
アヌビス
迷惑かけちゃって
アヌビス
生きて会えそうにないよ
アヌビス
ｽｩｩｩﾊｧｧ
ミキ
いた！！
ミキ
アヌピ…
ミキ
😨
そこには冷たくなったアヌビスの姿があった
でも手には
ミキちゃんシディくんありがとうと書いてあった
服には3人の写真が
ミキ
ずっと待っててくれたんだね
ミキ
しかも私たちを好きでいてくれた…
ミキ
前までは
アヌビス
うっせーな！！
アヌビス
くんなよ！！
アヌビス
俺の気持ちもわかんないくせに！！
アヌビス
調子乗ってんじゃねーよ！！
アヌビス
2人の事なんか
アヌビス
大嫌いだ！！
ミキ
結局好きだったんじゃんﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ミキ
アヌピーﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ミキ
大好きだよ
アヌビスは少し微笑んだ
なぜかは分からない
少し意識があったのか
最後のメッセージなのか
でもいじめを受けていたことは分かった
気づいてあげられなかった自分を恨んでいる
アヌビス
ﾎﾞｸﾓﾀﾞｲｽｷ
ミキ
え？
今の声は確実にアヌピーの声だった
きっと会いに来てくれたんだろう
ミキ
アヌピー
ミキ
今日は誕生日だね
ミキ
おめでとう
アヌビス
(ありがとう)
アヌビス
(いつも会いに来るけど)
アヌビス
(好きなの？😏)
ミキ
そうだよ
アヌビス
(何で聞こえてんの！？)
ミキ
大好きだからだよ
アヌビス
(ミキ姉ちゃん)
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
