テラーノベル
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深夜のコンビニで夜食でも買おうと家を出てきたのが0時、暗すぎる。
街灯はあってもそんなに明るくない。 1番明るいのがこのコンビニ。 その事もあって俺は吸い寄せられるようにコンビニに入っていった
isi
無意識にそう呟いていた。
入り口ら辺まで近づくと、 出口から見覚えがありすぎる人間が。
isi
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その人は相方の新山やった。 それだけならどうでもいい。 ただそうは行かへん事情があった。
俺と新山は付き合っている。 つまり相方以上の関係や。 だからこそ新山の横のよぅ分からん女には 有り得んほど腹たっている。
夜食どころやない。 そう思った俺は、 家に帰って即座に電話した。
isi
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電話をかけて5コールで出た新山の声は どこか苛立っているようにも聞こえた。
isi
さっきの隣にいた女は誰? そう聞くだけやのに。
引かれてしまうかも。 嫌われてしまうかも。 色んな感情が混じって言葉が続かない。
isi
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isi
ny
嘘を着いた。 この嘘は新山と恋人になってからの、 初めての嘘やった。
isi
そう言いかけた時、 新山の小さな舌打ちが聞こえてから 電話が切れた。
isi
isi
これは何に対する謝罪なんやろ。 自分でも分からへん。 嘘をついた事? ちゃんと話せなかった事?
違う。
新山を幸せに出来なかった事への、 新山への謝罪や。
isi
2年前───.
ny
isi
この日は次舞台でやる用のネタを書いていた。 ...と言っても書いているのは新山や。
俺はただ新山が、 「今度のネタ作る時そばいてくれへんか」 って言ったから居るだけ。 今思えば、それは新手の告白やったんやと思う。
ny
見せられたのはネタが綴られている スマホのメモアプリ。 そして、新山が指さした文を見てみた。
isi
小さく読み上げて、新山を見上げると 耳まで真っ赤だった。
isi
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isi
俺はいつものようにそっけなく答えた。 ただ返事とは裏腹に、 心臓はバクバクと高鳴った
新山の顔の赤さを笑っていた。でも 多分その時俺も、 それ以上に真っ赤だった。
ny
isi
俺が
絶対に
isi
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