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ピンポーン

月島母

は〜い

ガチャ

○○

こんにちは。蛍いますか?

月島母

○○ちゃん?!どうしたの?!
そんなびしょ濡れで!!

○○

傘忘れちゃっただけです。
蛍呼んでいただけますか?

月島母

蛍なら部屋に居るわ。
あがってちょうだい

○○

ありがとうございます。
お邪魔します

月島母

蛍〜!!○○ちゃん来たから
出てらっしゃ〜い!!

・・・しーん・・・

月島母

ごめんなさいね。上がってちょうだい

○○

ありがとうございます

月島蛍

○○?どうしたn

○○

あのね、私・・・

「昨日人を○したんだ」

君はそう言っていた

月島蛍

・・・こんな雨の中来たの?

梅雨時ずぶ濡れのまんま

○○

ごめんっ・・・グスッ

部屋の前で泣いていた

月島蛍

○○・・・大丈夫・・・

○○の肩にそっと触れた

夏が始まったばかりというのに

○○

・・・ブルブル

君はひどく震えていた

そんな話で始まる、

あの夏の日の記憶だ

月島蛍

・・・とりあえず部屋に入りなよ

○○

・・・うん

月島蛍

タオル持って来るから
先に入ってて

○○

ありがとう

月島蛍

はい

○○にタオルを手渡した

○○

ありがとう、蛍

月島蛍

・・・人を○したってどういうこと?

○○

・・・

月島蛍

ゆっくりで良いよ

○○

殺したのは隣の席の、
いつもイジメてくるアイツ。

○○

もう嫌になって肩を突き飛ばして

○○

打ち所が悪かったんだ。

月島蛍

・・・そう

○○

もうここには居られないと思うし

○○

どっか遠いとこで死んでくるよ

そんな君に僕は言った

「それじゃ僕も連れてって」

○○

え?!ダメだよ!!

月島蛍

出発は今夜7時。
公園に迎えに行くから、
準備しておいて

○○

・・・分かった

○○帰宅後

月島蛍

財布・・・

財布を持って

月島蛍

ナイフ・・・

ナイフを持って

月島蛍

携帯ゲーム・・・

携帯ゲームもカバンに詰めて

いらない物は全部壊していこう

月島蛍

皆との写真・・・今までの日記・・・

あの写真も、あの日記も

月島蛍

今となっちゃもういらない

人殺しとダメ人間の

君と僕の旅だ

月島蛍

行こう、○○

○○

うん

そして僕らは逃げ出した

この狭い狭いこの世界から

月島蛍

家族もクラスの奴らも
何もかも全部捨てて

○○

私たち二人で

君と二人で

月島蛍

遠い遠い誰もいない場所で
二人で死のうよ

○○

・・・うん

もうこの世界に価値などないよ

月島蛍

人殺しなんてそこらじゅう
湧いてるじゃんか

○○

・・・そうだね

君は何も悪くないよ

君は何も悪くないよ

月島蛍

結局僕ら誰にも愛されたことなど
なかったんだ

○○

・・・そうだね

そんな嫌な共通点で僕らは簡単に 信じあってきた

月島蛍

先に進もう

○○

うん・・・!!

君の手を握った時、微かな震えも 既に無くなっていて

誰にも縛られないで二人

月島蛍

危ないけど、行こう

○○

うん

線路の上を歩いた

ドンッ

○○

ご、ごめんなさい!

通行人

気を付けなさいよ!

○○

はい

通行人

・・・あれ?財布が無い・・・!

金を盗んで、

○○

逃げよう!

月島蛍

うん

二人で逃げて

どこにも行ける気がしたんだ

今更怖いものは僕らにはなかったんだ

○○

ハァ・・・ハァ・・・暑・・・

額の汗も

月島蛍

あれ、メガネどこだっけ

落ちたメガネも

○○

今となっちゃどうでもいいさ

○○

あぶれ物の逃避行の旅だ

月島蛍

いつか夢見た優しくて、

月島蛍

誰にも好かれる主人公なら、

月島蛍

汚くなった僕たちも見捨てずに

月島蛍

ちゃんと救ってくれるのかな?

○○

そんな夢なら捨てたよ、

○○

だって現実を見ろよ

○○

シアワセの四文字なんてなかった

○○

今までの人生で思い知ったじゃないか

○○

自分は何も悪くねえと

○○

誰もがきっと思ってる

ミーンミンミンミン・・・

あてもなく彷徨う蝉の群れに

月島蛍

クラッ・・・水・・・

○○

熱中症?!頑張れよ!!

水も無くなり揺れ出す視界に

警官1

あの子たちじゃないか?!

警官2

君たち!!待ちなさい!!

○○

Σ( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!
警察!!逃げよ蛍!!

月島蛍

うん・・・!!

迫り狂う鬼たちの怒号に

○○

逃げろ逃げろ〜!!www

月島蛍

ちょっ危機感持って!!

バカみたいにはしゃぎあい

警官1

追い詰めたぞ!!

警官2

無駄な抵抗をするな!!

○○

フッ・・・ここまでか

月島蛍

何して・・・!!

ふと君はナイフを取った

○○

君が今までそばにいたから

○○

ここまでこれたんだ

○○

だからもういいよ

「もういいよ」

○○

死ぬのは私1人でいいよ

ザシュッ・・・

月島蛍

○○・・・?!
何やってんの?!

警官1

?!

警官2

?!

警官1

自分で自分の首を・・・?!

警官2

何やってるんだ!!

そして君は首を切った

まるで何かの映画のワンシーンだ

白昼夢を見ている気がした

警官1

も、もう1人を捕まえろ!!

警官2

りょ、了解!!

気づけば僕は捕まって

月島蛍

○○・・・

君がどこにも見つからなくって

君だけがどこにもいなくって

数年後

そして時は過ぎていった

ただ暑い暑い日が過ぎてった

月島母

蛍、朝ごはんよ

月島蛍

・・・うん

月島母

この後忠くんが来るんでしょ?

月島蛍

・・・うん

家族もクラスの奴らもいるのに

月島蛍

○○・・・どこ行ったの?

なぜか君だけはどこにもいない

あの夏の日を思い出す

僕は今も今でも歌ってる

月島蛍

君をずっと探してるんだ

月島蛍

君に言いたいことがあるんだ

○○

(**´ >ω<)゙;クシュン

九月の終わりにくしゃみして

○○

クンクン・・・雨の匂いがする・・・

六月の匂いを繰り返す

○○

(*≧∀≦*)

君の笑顔は

○○

(ノ*>∀<)ノキャッキャッ♬

君の無邪気さは

月島蛍

頭の中を飽和している

月島蛍

誰も何も悪くないよ

月島蛍

君は何も悪くはないから

もういいよ

投げ出してしまおう

月島蛍

そう言ってほしかったのだろう?

なあ__?

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