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虐待&放火表現あり

愛されたい、ただそれだけだった

母は男好きで、気づけば父が 2、3回変わっているぐらいだった

朝は家も子供もほっぽって どこかへ遊びに行き

夜は見知らぬ男と ████をしていた

それと母は男が来る度 いつも俺の事をベランダに放り出していた

夏は水分不足と暑さで死にそうだった

逆に冬は寒さで凍え死ぬかと思った

新島 京楽

…………

新島 京楽

(……暇だなぁ……っ)

長い、長い長い時間を 何も無しで過ごすのは苦痛だった

ただただ虚しくて、寂しかった

そんなある日、事件が起きた

俺の住んでいる マンションが火事になったのだ

俺は何とか部屋を出ようと 足を進めるが

息苦しさと目眩で まともに体を動かせなかった

新島 京楽

…っぁ

新島 京楽

も……(ダメだ、これ…っ)

そう思いかけた瞬間

鬼灯 執菊

大丈夫?

鬼灯 執菊

苦しくない?

新島 京楽

ぇ…っ

鬼灯 執菊

怖かったよね
でも大丈夫

鬼灯 執菊

俺が助けてあげるから

そう言い、男は俺の事を 抱え素早く部屋から脱出した

新島 京楽

んで、その後
治療とかなんやらして
ボスと出会ったって訳

新島 京楽

あと、火事が起こったのは
母さんが男と心中しようと
ライターを使って放火した
のが原因みたい

新島 京楽

ほんっと、馬鹿だよね〜っ

新島 京楽

てことで
僕からは以上だよ

新島 京楽

じゃあね
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