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コメント
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実践訓練の日
正直、実践訓練の内容が衝撃的すぎて何をしていたのかあまり覚えていない。
R0001という人が「お手本」を見せてくれた
人を殺す「お手本」
嫌だった。
すっごく嫌だった。
でもやらなきゃいけないんだ。
僕1人が行動しても、ほんの些細な変化しかできないから。
T0001
「団結権」と「団体行動権」
日本国憲法第28条 【労働三権】
本来この憲法は労働者のための権利だが、この組織はなぜかそういう憲法も適応される。
つまり、僕たちが団結すればこの状況を変えることができるかもしれない。
とは言っても…
実践訓練の2週間前
ボス
ボス
ボスとの面会ができるのはチームリーダーだけ、憲法の暗記中に目的もなく呼び出されているときがよくあった。
T0001
ボス
ボスはいたずら心の溢れた悪巧みのように笑った。こんな笑い方もよくする。
ボス
ボス
T0001
ボス
T0001
ボス
T0001
ボス
T0001
ボス
T0001
T0001
ボス
ボス
ボス
T0001
そのときは、言葉が何も出てこなかった。
ボスは、仮に感情を出した者を「廃棄」すると言っていた。
「廃棄」が何なのかは言っていなかったが、きっと僕たちのことを殺すということだろう。
感情を出すことがそれだけ許されないことなのか？
T0001
T0001
すでに諦めムード
いやだってそうじゃない？
圧倒的な力の前で、ましてや保護してもらって、チームリーダーに推薦してもらった奴が裏切りなんてしたら…
「ここが嫌になったら、必ず私に申し出てください。」
T0001
ボスの説明書の言葉を思い出す。
最悪の場合、ボスに言って辞めればいい。
でも、この組織の「常識」をそのままにしておくわけにはいかないか。
まずは仲間を増やさないと。
翌日
「災害兵器」に呼び出された。
「話がしたい」とだけ言っていたが、いったい何の話を…？
T0001
指定された集合場所に着くと、もうすでに彼が壁に寄りかかってた。
僕は慌てて駆け寄る。
T0001
T4648
T0001
T0001
T4648
T0001
T0001
言った後に思ったけど、もしT4648がスパイとかだったら、僕が廃棄されるかも。
って思って慌てて付け足す。
T0001
T4648
T0001
スパイかどうかが知りたいから、少し僕から攻めてみることにした。
T0001
T4648
T0001
T0001
やばい、この子の製造番号忘れちゃった。
どうしよ…
T4648
T0001
助かった…
T0001
T4648
T4648
T4648
T4648
T0001
え、ボスに会う？
ダメだ！それだとT4648が廃棄される！
多分、あの時は仲間を失いたくない一心で言葉を発してたと思う。
だけど、なぜか声だけが冷静だった。
T0001
T4648
T0001
T4648
T0001
T0001
T4648
T0001
あぁ、やっぱり僕に説得は無理なのかな…
だけど、それでも、T4648のために彼が納得するような言葉を並べてみる。
………
いや、
この言葉だけで十分だ。
T0001
T0001
廃棄されちゃうよ。
