TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

脳漿炸裂ガール  3

一覧ページ

「脳漿炸裂ガール  3」のメインビジュアル

脳漿炸裂ガール 3

1 - 脳漿炸裂ガール 3

♥

320

2018年08月19日

シェアするシェアする
報告する

市位ハナ

ここは…?

田篠珠雲

お目覚めになられたようですね。

私は何をしているのだろう。

私の周りは四方八方を固めた檻の中だった。

市位ハナ

私なんで檻に入れられてるのよっ!

田篠珠雲

今しばらくお待ちください。

田篠珠雲

すぐに起きますから。

市位ハナ

起きますから?

よく見ると、さっき田篠先生に撃たれた腹部の痛みはもう無くなっていた。

確かに、制服に穴は空いている。

ということは、さっきの出来事は夢では無かったのか…

そして、だんだんに暗いこの部屋にも目が慣れてきて辺りを見回した。

市位ハナ

…?

どうやら、他にも檻があるようだ。

暗くてよく見えないけど…

市位ハナ

ぎゃっ!

いきなり天井のライトがついた。

どうやらここは私達の教室らしい。

そして、私の周りには確かに私が今囲まれているような檻が何個もあった。

だが、その中には聖アルティミス女学院の生徒が1人ずつ入っていた。

そして、ライトの明かりで、寝ていたみんながむくむくと起きてきた。

城野モクハ

ここは?

瀬繹マイカ

ちょっと!どうなってんのよ!

味田レイコ

…!

またこの眼帯はなんも喋らんのかい。

そういえば、みんなに言い忘れていたけど、私はこの人たちにいいあだ名が思いついたんだ。

城野モクハ

この人は、家が老舗旅館で、その女将の娘なのである。

だから、超金持ち。

だから、コイツは通称「リッチ」

瀬繹マイカ

コイツはかなり悪女

最近きた教育実習生の久保賀(脳漿炸裂ガール1で一回チャラ男で出ました。)にこれでもかってくらいボディタッチをするし、

ない胸を押し付けたり…

ああ…なんと見苦しいんだろう。

のくせに、街中を歩いているとよく違う男と歩き回っている。

だから、コイツは「ビッチ」と命名

味田レイコ

この子はあんなはっちゃけキャラの2人の隣にいるとすごい違和感がある。

いつも静かで、昼休みにはよくわからん薬とまずそうなジュースを一緒に飲んでいる。

しかも、眼帯少女…

半端ない厨二感から、この子は「パッチ」ね

そして、私のあだ名も今思いついたわ。

「ボッチ」

これが今の私には似合ってるわ。

市位ハナ

え?

てか、みんな白リボン!?

白リボンというのは、聖アルティミス女学院の生徒の中でも優秀なものだけに与えられる特別なリボンのこと。

私は補欠合格だし、この赤いリボンをつけられるので精一杯なんだけど…

確かに、初めて受験に合格しているか。

見に行った時…

緊張してろくに眠れず、ご飯も喉を通らずに、

初めて、聖アルティミス女学院に足を踏み入れた時。

その時は雪が降っていた。

そんなことを思い出させるようなこの白い雪のような艶やかなリボンも好きだけど…

私は、真っ赤に燃え滾るような赤いリボンの方が好きかもな。(だが、心の何処かに、白リボンを羨ましがる自分もいる。)

委員長

田篠先生!?これはどういうことですか!?

味田レイコ

…何かのイベントですか?

パッチ…やっとで喋ったよ…口ないのかと思ったわ…

田篠珠雲

これは、黄金卵のジョブハンティングゲームです。

田篠珠雲

白リボンの皆さんはこちらのゲームに参加していただきます。

ゲゲッ!

約1名、赤リボンもいるんだけど…

瀬繹マイカ

いいから、早く私をここから出してよ!

委員長

そうよ!あんた何様なのよ!

田篠珠雲

委員長、目上の人に向かっての口調がなっていませんね。

田篠珠雲

それでは、このゲームにおいてのルールを軽く説明かせていただきます。

軽くじゃなくて、ちゃんと説明してくんないかな…

田篠珠雲

まず、このゲームのねらいとは…

田篠珠雲

それは、この社会から無能な家畜たちを消すためのゲームです。

田篠珠雲

いくら白リボンだからって、無能な奴らはたくさんいます。

無能?家畜?消す?

何言ってんのこの人

聖アルティミスの白リボンといえば、東大生並みの知能でしょ!?

それを無能だの家畜だのって…

委員長

は!?私たちをなんだと思ってるの!?

田篠珠雲

委員長はどうやら、最後まで話を聞かない人のようですね。

田篠珠雲

…聞き分けの悪い子は、先生嫌いです。

田篠珠雲

委員長、発言の際は挙手を…

委員長

うるっさいわね!早くここから出して私を返してよ!

委員長

私のこと無能だの家畜だの言って、私がどれだけ中学時代を捨ててこの学院に入学したかあんたは知らないんでしょ!?知らないからそんなことが言えるのよね!?

委員長

必死に勉強して、中学時代の思い出なんて何1つないのよ!?

委員長

それをバカにしやがって…!

バッシュッ!

田篠珠雲

聞き分けの悪い子は、先生嫌いですと言いましたよね?

そう言って、先生は教室の天井を撃った。

城野モクハ

キャアア!

瀬繹マイカ

キャアア!

田篠珠雲

お静かに…

委員長

いいから、天井撃ってる暇あったらここから出し…

バッシュッ!バッシュッ!

田篠珠雲

委員長には耳がないのでしょうか。

田篠先生は、委員長の頭を撃ち抜いた。

瀬繹マイカ

イヤァァ!

田篠珠雲

こうなりますから。ちゃんと最後まで話は聞くようにしましょう。ね?

田篠珠雲

それでは、続きです。

田篠珠雲

ですので、社会に出るだけ無駄な人はここで人生を終わらせようと思います。

田篠珠雲

半分終わって半分生きてるって感じですかね。

仮死状態ってこと?

ほんっと何言ってるかわからない。頭にくる。

田篠珠雲

そして、これからいくつか面接をしてもらいます。

田篠珠雲

それで、先に言っておきますが、このゲームでは携帯を使いますので、各自で準備しておいてください。

田篠珠雲

まあ、いつものように携帯に齧り付いておけということです。

田篠珠雲

まずば、携帯の画面に黄金卵のジョブハンティングゲームの参加プログラムがあると思います。

田篠珠雲

それはエントリーシードです。

田篠珠雲

この黒板に映し出されているQRコードを読み取り、自分の名前と出席番号を記入してください。

田篠珠雲

すると、自動にエントリーが完了します。

田篠珠雲

時間は…3分あれば十分ですね。

田篠珠雲

では、用意…

田篠珠雲

はじめ!

この作品はいかがでしたか?

320

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚