2side
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冷たい返事が俺の胸を刺してくる。 なぜこんなことがあったかと言うと…。
午前中の楽屋にて、その時稜雅はお手洗いに行っていた時だった。1人の女性スタッフさんが俺の肩をたたいてきた。
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スタッフ
聞くと食事への誘いで、喋り方や所作から好意的な目で見られていることが分かった。
好意を持たれることは嫌な事ではないし、変に傷つけるのも可哀想だと思った俺は、あえて稜雅が彼女だと言うことは伝えず、遠回しに脈なしを伝えることにした。
スタッフ
と、少し残念そうにしながら去って行ったスタッフさん。分かりやすすぎたかと、少し申し訳ない気持ちになり、去って行ったところを見ると、その近くで今にも殺してきそうな殺意マシマシの視線が俺に向けられていたことに気づいた。
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ここで誤った顔をするのも間違った選択だっただろう。そこから稜雅は、何があっても俺の方を見なかったし、話もできなかった。
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顔をこっちに向けずに言う稜雅、合わせる顔が無い…。
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そう言う稜雅に思わず顔が上がった。 見ると、顔はこっちに向けられていないものの、稜雅の頬には小さなしずくが流れていた。
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どんどん崩れていく稜雅をそっと抱きしめる。 稜雅は俺の腕の中で泣き声を押し殺しすようにして、顔を手で覆っていた。
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お願いだからもう泣かないで…
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そっと、俺に顔を向けてくれた稜雅。 俺は稜雅の目尻にあった涙を指で拭った。
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ちゅっ
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その言葉を言い終えて、数分間抱き合ったままでいると、規則正しい寝息が俺の腕の中から聞こえてきたとさ。
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コメント
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このお話を読んだら、すんごく心と体がぽっかぽかになりました! いつも癒やしをくださって本当にありがとうございます💖💓🙏






