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母親

……はい?なんて言いました?

医者

あぁ……もう一回言いますね

医者

ソラさんは妊娠しています

ソラ

……え

私が…妊娠?

医者

そうですねぇ……まぁ……

医者

知らない男達に攫われたというのは聞いてますから……

医者

そうゆう…事なんでしょうねぇ……

母親

……そうですか

ソラ

………

母はすぐ受け入れた

でも

私はすぐには受け入れられなかった

恥ずかしい……なんで…

医者

これからどうするかは……母親に任せます

母親

はい……分かりました……

頭が空っぽになってしまった

本当に現実なのか…?

医者は、私の目を見た

医者

……ソラさん。大丈夫ですよ。

医者

私は、何回も妊娠した患者に対応をして来ましたから

医者

心配しないで下さい

ソラ

……はい…

 

 

母親

絶対に…

母親

堕ろすわよ

ソラ

……うん

母親

あんたの金を使うわ

ソラ

……え

母親

文句ある?

ソラ

……ないです…

貯金してたのに…

ほとんど無くなっちゃうかな…

 

 

深夜

私は寝れなかった

妊娠の事で頭がいっぱいになってた

ソラ

……どうしよう

私は、お腹を触る

ソラ

……

ソラ

……育てられないんだよね

すごく、複雑な気持ちだった

ソラ

……

携帯が震えた

ソラ

……?

メールが来た

マイさんからだ

ソラ

……「明日、ソラちゃんの家に行って良い?」

ソラ

逆に……良いの…?

ソラ

来てくれて……

嬉しかった

ソラ

……「いいですよ」と…

私は返信した

ソラ

……

ソラ

嬉しい

唯一の救いが

来てくれるんだもの

ソラ

……

うとうとして来た

すぐにでも眠れそう…

ソラ

……

……

 

 

翌日

母親

……絶対に、家で安静にしてなさいよ

ソラ

……はい

今日は土曜日

母は、旅行に出かけるらしい

母親

出かけたりなんかしたらダメだからな

ソラ

うん…

お母さんは、玄関から外に出た

ソラ

……

ソラ

はぁ……

 

 

ピンポーン…

ソラ

……ん

インターホンが鳴った

ソラ

……来たかな

 

 

私は、玄関の扉を開けた

マイ

おぉ!おはよう!ソラちゃん!

ソラ

あ…おはようございます…マイさん…

マイ

うん……おはよう…!

マイ

とりあえず、上がっていい?

ソラ

うん。いいよ

 

 

マイ

ここがソラちゃんの家かぁ

ソラ

……うん。昨日掃除しておいた

マイ

うお。偉いね。

マイ

ありがとう!すっごいリビング綺麗だよ

ソラ

うん……

まだ、マイさんに私が妊娠したことは伝えていない

ソラ

それで……なんで、私の家に行きたいって送ったの…?

マイ

送ったね

マイ

えぇっと、ソラちゃんって、バチバチにいじめられてるじゃん?

ソラ

う…うん…

マイ

その件で、先生とも話したんだけど、

マイ

先生がなんかさ……

マイ

ソラちゃんの同級生を庇ってる感じがして

ソラ

……ほんと?

マイ

うん

マイ

だからさ、

マイ

もしかしたら、ソラちゃんのお母さんが…

マイ

何か先生に恨みを買うようなことしてるのかなって

マイ

そうでもないと、ソラちゃんばっかに

マイ

こんな仕打ちをさせないじゃん

ソラ

………なる…ほど…

マイ

……今日は、ソラちゃんのお母さん居ないの?

ソラ

……うん。今日は出かけてて

ソラ

明後日まで帰ってこないの

マイ

そっか……

マイ

じゃあさ

マイ

ソラちゃんのお母さんの部屋漁らない?

ソラ

……え

お母さんの部屋は

絶対に入っては行けないという掟がある

ソラ

わ…私……

ソラ

お母さんの部屋には入ったらダメってルールがあって…

マイ

うーん……出かけてるなら良いんじゃない?

マイ

というか、そうゆうルールを作る所も怪しいな……

ソラ

……やっぱり

ソラ

見て欲しくないものがあるのかな……

マイ

そうだね。私はそう見込んでるよ

マイ

……

マイ

この場面だけ、破ってもいい事にしよう。そのルール。

マイ

ソラちゃんの緊急事態だからね

ソラ

……分かった

 

私達は、お母さんの部屋に向かった

 

ガチャ

マイ

失礼しまーす

ソラ

……誰も居ないよ

マイ

まぁそうなんだけど……礼儀だからね

ソラ

そっか……

……お母さんの部屋には一度も入ったことがない

部屋は、かなり汚い

お酒の匂いがする。溢してるのか?

ソラ

……こんな感じだったんだ

マイ

うーん……お母さんには申し訳ないけど…

マイ

これは汚いね…

ソラ

……

マイ

色々漁ってみようか

ソラ

……はい

ガサ……

私は、布団の中を調べた

ソラ

……

ソラ

特に……変わったところは無いけど…

マイ

……何これ

ソラ

……何か見つけましたか?

マイ

……ガラクタの山に…

マイさんは、一つのノートを手に取ってみせた

表に何も書いてなく、どっちから読めばいいか分からない

ソラ

……

ソラ

開いてもいい奴なんですかね…

マイ

いやぁ……開くしか無いよ

ペラ……

一緒に中身を見る

 

マイ

……?

ソラ

……何これ

『アイミ』

1ページに、人名のような文字が書いてるだけだった

すごく、荒々しい字だ

マイ

この人に、恨みでもあるのかな…

ソラ

分からない…ですね…全く…

マイ

…大事な情報は手に入れた気がする

マイ

写真を撮っとこう…

ソラ

…その方が良いですね

 

 

あのノート以外。重要そうな物は見つからなかった

マイ

はぁ……お腹空いちゃったな…

ソラ

あ、今日の朝私が作ったシチューがありますよ

ソラ

食べます?

マイ

ん……良いの?

ソラ

良いですよ。

ソラ

マイさんが今日来ると知ってたので、少し多めに作ったんですよ

マイ

そっか……本当にありがとう

ソラ

いえ……

 

ソラ

美味しいですか…?

マイ

うん……絶品だねこれ……

ソラ

ふふっ……ありがとうございます…

マイ

……

マイ

敬語、やめても良いんだよ?

ソラ

……良いんですか?

マイ

うん。そっちの方が気軽に話しやすいからね

ソラ

わ……分かった…

敬語以外だと、なかなか話しづらい

マイ

うんうん。良い感じ

 

 

マイ

……美味しかった。ありがとう!

ソラ

えぇっと……こちらこそ…

マイ

……今日、泊まっちゃいたいな

ソラ

……ほんと?

マイ

うん。なんか、一緒に居たくなっちゃった

ソラ

……!

ソラ

……嬉しい

 

一緒にテレビを見た

 

 

その6時間後、私は風呂に入っていた

ソラ

……♪

滅多に鼻歌はしないが、今日は楽しいからできる

ソラ

………

「ソラちゃーん」

風呂の外からマイさんの声が聞こえた

ソラ

……なんですか?

「このタオルって使って良いのー?」

ソラ

全然良いよ

マイさんは風呂から上がった後だ

多分、体を拭くためのタオルを探していたんだろう

ソラ

……

私は、自分自身のお腹を触った

ソラ

今も……中に居るんだよね……

……私の子が…

 

 

ガラ……

マイ

よっ

ソラ

…!?

タオルを巻いたマイさんが風呂の扉を開けた

ソラ

ちょ…ちょっと…!

マイ

ん?何かあった?

ソラ

何かあったというより……!

マイ

あぁ……。別に恥ずかしい事じゃないよ

ソラ

え……えぇ……?

マイ

背中洗ってあげようと思ってね

ソラ

そ……そうですか……

 

 

 

ソラ

ねむ……

風呂から上がった後。自分の部屋でマイさんと話していた

マイ

……もう寝ちゃうか

ソラ

うん……

ソラ

えぇっと……マイさんは私の部屋で寝た方が良いかな…

マイ

……どうして?

ソラ

……綺麗な布団、私の部屋にしか無いん……だよね…

マイ

あぁ……そっか……

ソラ

マイさんをお母さんの部屋で寝かせるわけには…

マイ

まぁまぁ……

ソラ

……私は、リビングのソファーで寝る…

私は、部屋から出ようとする

マイ

……待って

ソラ

……?

マイ

……同じ布団で一緒に寝ようよ

ソラ

………え

マイ

一緒に寝よ

ソラ

………

ソラ

分かった

 

2人で、一緒の布団の中に入る

マイ

……やっぱ、こっちの方が安心するなぁ…

ソラ

……そうですね

天井は、真っ白だ

ソラ

………

ソラ

この休みが終わったら……

マイ

…ん?

ソラ

また……あの苦しい生活に戻る……

マイ

………

 

マイさんは私に抱きついた

ソラ

……?

マイ

そんな事考えなくて良いんだよ

マイ

……楽しも?

ソラ

………うん

マイ

おやすみ……

ソラ

……おやすみなさい…

 

私は、自分のお腹を触った

 

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