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もう、無理かも
ある日突然彼女が発した言葉
俺的には、自画自賛過ぎるかもしれないけど良い彼氏だったはず
しかし更にすれ違い
明らかにガラリとしたリビングに 寒いほどガラリと空いたベットの左側
口から出るのは全て後悔で
悲しさ
深澤
悔しさ
虚しさ
負の感情すべてが 俺の身体を巡っている
まるで色覚を失ったかのように 周りの鮮やかだった色が 白と黒に変わっていた。
俺たちは 共有しているプレイリストがあって 音楽が好きだった彼女の
今好きな曲 過去の好きな曲 最近のオススメの曲
なんかを寝る前なんかに よく教えて貰っていた。
何も考えずに朝のテレビ番組を 観ていると
キャスター
キャスター
あぁ別れる直前のなんでもない夕方に 彼女が
◯◯
◯◯
深澤
深澤
なんて他愛もない会話したなぁ
忘れたいのに忘れられなくて
もう届かないのに 愛してるって伝えてる自分がいて
彼女は元気だろうか。
あ、"元"彼女なのか
深澤
自然と頬に涙が流れる
街中に出ると朝もやっていた グループの写真が
大きく掲示されていて ちょっと立ち止まってしまった。
ドンッ
深澤
???
深澤
深澤
◯◯
深澤
深澤
◯◯
深澤
深澤
深澤
◯◯
深澤
気づいたら胸の中へ収めていた 元彼女の頭を撫でて
深澤
深澤
頼りのない弱々しい声で 呟いた。
◯◯
◯◯
やっぱり
君しかいないんだよ
これからもよろしくね。
彼女さん