この作品はいかがでしたか?
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音夢–otomu–
音夢–otomu–
※○○ちゃん視点※
最悪なタイミングでココに会ってしまった私は、
ココがせっかく心配してくれていたのに、 逃げるようにしてその場を去ってしまった。
お兄ちゃんがいるから家に帰りたくなかったけど、帰らないと心配されるから
帰ったらお兄ちゃんは寝ていてホッとした。
そして、布団に潜り込み1人で枕を濡らして泣いた。
するといつの間にか眠りについていた。
寝て嫌なことも少しは忘れられると思ったのに、
久しぶりに夢を見た。
多分普通の人は夢を見るなんて普通だと思う。でも私の場合は違う。
私はただの夢ではなく、
予知夢をみるのだ。
私が予知夢を見ると、
その出来事が一週間以内に起こる。
しかも良くない事が。
その事が起こる日に近づくにつれ、その予知夢は、段々とはっきりしてくる。
今回の予知夢は、
バルハラと東卍の抗争で死者がでる
その死者はけーすけ。
けーすけが死ぬのは2日後。どうやって死ぬのかはまた夢で見るのだろう。
とりあえず、蘭達に謝りたい。
そして私は学校を休み、蘭達のとこへ行く事にした。
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竜胆
蘭
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竜胆
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蘭
蘭
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竜胆
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赤音
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イヌピー
赤音
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赤音
イヌピー
赤音
イヌピー
赤音
イヌピー
○○
イヌピー
ココ
赤音
ココ
○○
○○
イヌピー
ココ
赤音
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ココ
○○
イヌピー
ココ
赤音
ココに初めて会ったあの日、
私は一目惚れしてた。
それから、毎日と言っていいほど、遊ぶようになった。
私はココに振り向いて欲しくて、猛アタックしていたけど、
ココは振り向いてくれる様子なんて無かった。
私はその時体調があまり良くなく、入院していた時、
お見舞いに来たお母さんから、 ココが赤音に告白している声が聞こえたと伝えられた。
その時胸の奥がズキンと痛くなった。
でもココの恋は実らずに終わった。
ココが告白していたあの日お家が火事になった。
でも、お兄ちゃんは顔に火傷を負っていたし、
お姉ちゃんは全身火傷して、治療費四千万円。
そんな大金用意できるような家庭じゃなかったから、親は頭を抱えた。 両親はお兄ちゃんや私なんかよりお姉ちゃんの事が大好きだったから。
ココは大好きな赤音の為にお金を稼ぐ術を覚え、 段々私の知ってるココじゃなくなっていった。
でも、私達兄妹との関係は断ち切らななかった。
私は赤音お姉ちゃんにそっくりで親戚からも瓜二つと言われたほどだ。
親からは「体の弱いあんたが死ねば良かったのに。」
「赤音だってたくさんしたい事あっただろうに。」
などの言葉を、かけられ続けた時に
ある事に気付いた。
ココがこんなに構って来てくれるのは、
私を〝○○〟じゃなく、〝赤音〟として見ているから。
別にお姉ちゃんに、死んで欲しかったわけじゃない。 大好きなお姉ちゃんだったんだから。
確かにお姉ちゃんが、死んで悲しいのは分かるけど
私は〝赤音〟じゃない。〝○○〟だよって何回も言いたかったか。
ココや両親はお姉ちゃんの事ばかりだが、お兄ちゃんだけは違った。
ちゃんと〝○○〟として見てくれていた。
〝○○〟として接してくれていた。
そんなお兄ちゃんにずっとついていくって決めた。
それに、お兄ちゃんといれば、
好きなココの近くにいれる。近くにいれるだけでも充分幸せだ。
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蘭
竜胆
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蘭
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竜胆
蘭
蘭
蘭
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竜胆
蘭
コメント
2件
蘭ちゃんをナンパした人マザコンだったのwww
素晴らしいです!途中で涙が出ました!頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧