不良少女と死神くん

今日は、三ツ谷に特服関係で呼び出された

高校になっても家庭科部部長って

不良が家庭的ってなんかギャップが凄い

そんなことは後回しとして、

まずは三ツ谷に謝らないといけない

私の事受け入れてくれてたのに裏切ってしまった事

1番は東卍、あの頃のマイキーを裏切ってしまった事

ちゃんと謝って

許されなくても、伝えないといけない

ごめんなさい、裏切ってしまった

でも、今度こそは君たちの為、

それに、他でもないマイキーを取り戻す為

絶対に裏切ったりしない

不安でおぼつかない足を誰もいない校舎へ向けた

ガラガラｯ

私の方が一つ上なのに

全然彼の方が大人びている

言わないといけないのに

口は固く閉ざされたまま

……なにか喋って欲しい

意を決して話したのだが……？

三ツ谷が、

彼がどうして色んな人に慕われるか

今なら分かる

優しいんだ

自分のしてしまった事でさえ 悪くないよ、大丈夫って そんな風に言われてる気がするんだ

自分を肯定してた私が恥ずかしい

丁寧な作業だ

刺繍一つ一つがとても繊細で

服とは思えない美しさ

不良の特服にそう語るのは可笑しいけどね

……久々に、心に花が咲いた様

暖かくて、ふわふわして

不安も焦りも全部消えてく

残るのは安心感だけ

君は凄い人だね

次回貴方の罪と私の罰

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