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コメント
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読了しました。第2話、グッと引き込まれましたね。資料館からいつの間にか広島の昔の町並みへ——タイムスリップか、それとも異世界転移か。ゆあんくんの優しさと、なおきりさんのポピーの花言葉「思いやり」が、不穏な警報と“みんな走り出す”場面で一気に緊張感に変わるところ、構成が巧いです。えとさんの困惑と“大丈夫”という言葉に縋る心情、丁寧に描かれていて続きが気になります。
※昔の町並みだと思ってください。
朝なのか夕方なのか。
時間の感覚がわからない。
ただ、
セミの鳴き声だけが聞こえていた。
et
私はゆっくり目を開ける。
et
立ち上がる。
土。
砂利道。
木でできた家。
風が吹くたびに、
どこからか風鈴の音が聞こえてくる。
et
周りを見渡す。
知らない景色。
知らない町。
et
さっきまで、資料館にいたはずなのに。
et
頬をつねる。
et
夢じゃない。
et
パニックになる。
慌ててポケットを探る。
スマホ。
財布。
ハンカチ。
全部ある。
et
スマホを開く。
et
圏外だった。
もう一回見る。
やっぱり圏外。
こんなことある?
山でもないのに?
電源を切って、
もう一回つける。
.....。
変わらない。
壊れた...?
ため息をつく。
et
et
et
その時。
???
男の子の声。
振り向く。
黒髪に赤メッシュが入っている。
優しい目。
高校生くらい。
...なんか見たことある?
???
et
???
あ、人だ。
少し、安心する。
et
et
男の子は首をかしげる。
???
et
男の子は固まる。
???
少し笑う。
???
え...?
et
...。
et
et
広島って...。
修学旅行で行く予定だったような...。
でも、
こんな町だったっけ?
見たことない景色。
???
男の子は心配そうに聞く。
et
et
???
yan
男の子は優しく笑った。
et
yan
et
et
慌てて頭を下げる。
et
yan
ゆあんも笑う。
「優しそうな人」
それだけで安心した。
yan
et
言葉に詰まる。
住所...。
えっと、
資料館の近くだよね。
東京の...。
...。
ここ、広島だよね?
資料館なんてもちろん見渡してもない。
yan
et
yan
ゆあんは考えてから言った。
yan
yan
et
yan
知らない人の家⁈
普通なら断る。
でも、今は。
他にどこいけばいいの?
警察?
スマホも圏外で繋がらない。
知ってる人もいない。
et
yan
ゆあんくんはにこっと笑った。
yan
歩き始める。
砂利を踏む音。
木の匂い。
空は真っ青。
なんか...。
とても静か。
車が全く走っていない。
信号すら見当たらない。
それにみんな、昔の人みたいな服着てる。
観光地かな?
昔の町並みを再現した場所とか?
そう思うことにした。
その方が、
少し安心できた。
歩いていると、
子供たちが走っていく。
「待ってー!」
「早く早く!」
手にはまり。
et
思わず笑う。
et
yan
ゆあんも笑った。
yan
「静かな町」
その言葉が、
なんだか心地よかった。
少し歩くと、
花屋さんが見えた。
店先にはたくさんの花。
一人の青年が水をあげていた。
yan
ゆあんくんが声をかける。
???
青年は笑う。
???
yan
???
yan
青年はえとを見る。
???
et
nokr
nokr
優しそうな人だなぁ。
なおきりは花を一本持ってくる。
nokr
et
nokr
小さなオレンジの花。
et
et
nokr
可愛い名前。
nokr
なおきりは少し笑う。
nokr
えとは花を見る。
思いやり...。
良い名前。
優しい空気が流れていた。
その時だった。
ウーーーー!
町中に響く。
聞いたことない大きな音。
et
えとは顔を上げる。
何の音?
工場?
放送?
そう考えていると、
周りの人たちが急に動き始める。
お店の人も。
歩いてた人も。
子供たちも。
みんな慌てて走り始めた。
え?
何?
何が起きたの?
状況がわからない。
ただ、
みんなの表情だけが、
さっきまでと違う。
笑ってる人はいない。
どうしよう。
私も走ったほうがいいの?
でも。
どこに?
何のために?
何もわからない。
足が動かない。
その瞬間。
yan
ゆあんくんの声。
振り向く。
yan
et
yan
ゆあんくんは迷わず私の腕を掴む。
yan
et
yan
引っ張られる。
何が起きているのかわからないまま、
私はゆあんくんと走り出した。
yan
et
知らない町で最初に信じたのは
一人の少年の
「大丈夫」
だった。
next→♡500
リアルが大変なので大分高めの この数にさせていただきます。