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「青春旅行」
注意(attention) atkr二次創作 学パロ、年齢操作、 ダーク要素あり 魔法系(ファンタジー)要素大
第2章第1話 闇の光
脂汗が背を伝い、身体が寒い。
🐈
父親を、僕は殴った。
殴られてもずっと笑っているお前は、気味悪かった。
空気が冷たくて、吐いた息は白く濁った。
その後の事は、よく覚えていない。
🐈
🐈
朝日が鬱陶しくて、僕はまた布団を被った。
このまま終わりにしてやりたかった。
みんなに、合わせる顔がないや。
ごめんね、みんな。
僕は理解した。
"あいつ"が目覚めた事を。
🍌
☃️
僕達はため息をついた。
この狭い狭い2人きりの部屋には、僕達が吐いた溜息が広がっていく。
また今日も、僕はこっそり此処に来ていた。
する事がなくて、ロッカーに腰掛けてみんなの様子を見つめる。
僕は、誰にも気づかれない。
当たり前か。
僕は、存在を消している。
だから、僕の存在に普通に気がつけるのは、おんりーさんだけだ。
教師
ああ、あの子か。
静かなこの教室に、穏やかな風が吹き込んだ。
もうすぐ、みんな変わっちゃう。
昼休み、俺とドズルさんはおらふくんの教室に来ていた。
🦍
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おらふくんは苦笑いを浮かべている。
おんりーは最近よく学校に来てくれていた。
だからこそ、通信の方と上手いことやるのは大変そう。
🍆
少し珍しい気がする。
あの子はいつも明るくて元気だから、休むなんて想像できなかった。
☃️
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🐷
おらふくんは無言で頷き、menはその頭を撫でていた。
俺も、みんなから色々聞かされているから知ってはいる。
この子達はあの能力で能力者になったとは聞いている。
だからこそ、苦しいものがあった。
自己犠牲心が強いのは、昔のドズルさんによく似ている。
季節なんてわからないのに、あの日は冷たい風が吹いていた。
🦍
手を差し出した。
🍆
🦍
海水で濡れた貴方の手を、俺はしっかりと掴んだっけ。
🦍
そう言って、2人で笑い合った。
俺達は、
神なんて存在しなくて、
季節が消えたのは人間の所為だということを…
元から知っているんだよね。
??
??
??
あの野郎の所為で、俺達の計画があんな子供達に狂わされるかもしれないなんて。
20人の名前が載ったリスト。俺はそれを引き裂いて、火をつけた。
お前らを俺は必ず見つけ出す。
絶対に季節は渡さないからな。
🍆
🦍
3月の上旬。僕達は、学園で無事に進級した。
高校3年生はもう卒業してしまい、僕らが最上級生になった。
つまり、タイムリミットまで後一年。
早く残りの7人を見つけ出さなくてはいけない。
この式典は面倒だ。 生徒の言葉とか、必要ないだろう。
そんな考えは、壇上に登った貴方の姿を見て消しとばされた。
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その後も色々と話していたが、僕の頭はそれどころではなかった。
4人の能力者に、一気に出会うなんて。
あー、僕はやっぱりついているね。
この学園が、僕は大好きだ。
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作中の用語を簡単に解説するコーナー
「奴が目覚めた」とは 特殊な能力「嘲笑い」を持ち、能力が開花したことを指す。魔力や能力に敏感な場合には気づくことがある。