青春旅行

「青春旅行」

注意（attention） atkr二次創作 学パロ、年齢操作、 ダーク要素あり 魔法系（ファンタジー）要素大

第2期第2話　訳あり能力者

面白い人。さんだーはそういうの大好き。

さんだー、少し笑っちゃった。

いい子だな。私は少しだけそう思った。

パソコンから目を離そうともしない父の前に、静かに座る。

勢いよくコーヒーを机に置く音に、僕は驚いた。

心臓の鼓動がやけに五月蝿い。

苦しい。苦しい。

将来とか、親とか、考えたくない。

僕はただ、4人でずっと生きていきたいだけなのに。

僕達はいつもいつも、このファミレスに集まっていた。

メニューを見て、それぞれバラバラなものを頼む。

今日はGもPも大丈夫そうで安心した。

Gことぎぞくは、能力の多用で記憶喪失になっている。

PことぽんPは辛い時はいつも分身を作って、本体は大抵家にいる。

だから、今日は「大丈夫」かな、と心配してしまう。

僕は、静かに見つめている。

おんりーちゃんがいつも、僕の分の席も用意してくれる。

相変わらず人と話すのは怖いから、「かくれんぼ」で身を隠す。

そんな自分が、少しだけ卑怯な気がした。

おらふくんがすかさず咎め、席に座らせる。

おんりーちゃんは、そっぽを向いてしまった。

さんだーちゃんは、普段は姿を変えているらしい。

似たもの同士だからわかるのかな。

薄くて、人間味のないリアクション。

僕は、少し親近感が湧いてしまった。

僕は多分笑っている。

見た事のない笑顔でそう話すドズルさんはかなり怖かった。

ぼんさんが1人で大騒ぎしている。

凄く混沌としている。

頓珍漢な質問だな。 もうドズルさんは諦念を示していた。

こうして沢山集まれるのも、後一年だ。

全員の視線がさんだーに集まる。

そう言った瞬間、ドアが勢いよく開いた。

その場にいた全員が耳を塞ごうとする程の大声。

再び扉を閉めようとする人。

おんりーちゃんは慌てて立ち上がり、その男の腕を掴んだ。

おんりーちゃんは、その男の腕を挙げ、こう言い放った。

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作者からの一言コーナー

次次回くらいには青春っぽいイベントぶち込みます。期末とか模試が忙しいので、次回は1、2週間後になりそうです…