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ガラスの割れる音と共に、ふたつの影が地面に着地する
幽
腐呪者
俺が念じると、手にはナイフが握られる
幽
幽
幽
腐呪者
俺が動き出すとともに腐呪者も動き出した。
幽
そう呟き俺はそいつに斬撃を入れる
腐呪者
幽
幽
幽
そして俺は、その『人間』の胸をナイフで突き刺す
感触が手に残る。 あまりいい気持ちでは無い
霊
幽
幽
霊
幽
その時、僕の横を通り過ぎ、お兄ちゃんに向かって突進していく黒い影が見えた
幽
お兄ちゃんの体が電柱に突き刺さる勢いでめり込む
霊
電柱が倒れるさなか、お兄ちゃんに攻撃を放とうとしているのが見える。
しかし、僕にこの状況をひっくり返すような力なんてなくて…
腐呪者
お兄ちゃんの体から血が四散する。透けているとはいえ実体を持っているようで、その身体は見るからに悲惨な状況だった
霊
霊
霊
霊
霊
こんなことをしている間にも、お兄ちゃんは抵抗の術もなく、絶え間なく傷が増えていく、肉がエグれ、骨が見えそうだ
霊
なんと惨めだろう。 こんな時に何も出来ない自分が とても憎い
霊
霊
霊
神はこちらに微笑んだのか、手には、思えば鎌が握られている
霊
考えるのもつかの間、思えば体が動いていた
その鎌はよく切れて、切れないものなどないのではないかと思うほどだった
あれ、でもこの感触…
霊