第四章 人狼物語 登場人物
【ゲーム参加者】 瀬戸内稔 ---生存 熊谷真紀 ---生存 飯塚瞬 ---生存 木島雪 ---生存 灰原幸治 ---生存 藤咲歩美 ---生存 島崎慶太 ---生存 今井徳蔵 ---生存 野島周助 ---生存 大塚大也 ---生存 神田すず ---死亡 大野涼子 ---死亡 生10/死2 ----------------------------- 穂村あずさ---未成年安全保護課の若手刑事。面倒見が良い。 進藤栄治 ---男前な未成年安全保護課の刑事。 ------------------------------- 瀬戸内愛 ---稔の妹。お姉ちゃんが大好き。 山﨑健 ---愛のクラスメイトでおしゃべり。 夢原佳奈 ---ゲームの生還者。本シリーズの主人公でもある。 早川宗介 ---冷静に判断ができるタイプ。稔のことが……? 刻命真琴 ---精神的なショックから記憶喪失している。 刻命めぐ ---真琴の姉。真琴に異常な心配をしている。 内田舞 ---両親と弟を失くし、精神的に病んでしまっている。 榎本葉月 ---事件について関心がある。舞の支えでもある。
夢原佳奈
いつも通りの時間に学校の校門前につく。
周囲からはざわめきが漂う。まるで有名人になった気分だ。
早川宗介
夢原佳奈
半径5メートル以内には壁ができている。
神田せりか
早川宗介
夢原佳奈
神田せりかは、宗介と同じ学級委員だ。メガネをかけていて、ポニーテールの可愛い女の子。
神田せりか
早川宗介
神田せりか
早川宗介
神田せりか
宗介が、扉に手を付けたが、せりかがそれを阻止した。
早川宗介
神田せりか
早川宗介
夢原佳奈
ガラガラ……
男子クラスメイト
女子クラスメイト
女子クラスメイト
夢原佳奈
………
夢原佳奈
早川宗介
佳奈と宗介の机にはカッターの刃のようなもので、『ヒトゴロシ』、『殺し屋』と、書かれていた。
女子クラスメイト
男子クラスメイト
女子クラスメイト
夢原佳奈
女子クラスメイト
夢原佳奈
女子クラスメイト
夢原佳奈
怒りのあまり大声を上げてしまった。
神田せりか
早川宗介
夢原佳奈
担任
早川宗介
クラスの笑い声を無視して、私は教室をでた。
担任
早川宗介
担任
夢原佳奈
夢原佳奈
担任
夢原佳奈
早川宗介
女性記者
夢原佳奈
女性記者
夢原佳奈
女性記者
夢原佳奈
学校から20分ほどで家についた。
夢原佳奈
夢原さとみ
夢原佳奈
夢原さとみ
夢原佳奈
夢原さとみ
夢原佳奈
母親にこんなに当たってしまったのは生まれて初めてだった。
夢原佳奈
私は2階に上がり、自分の部屋にこもってしまった。
17:00を回った。
ピンポーン……
夢原佳奈
お母さんは家にはいなかった。とりあえず扉を開ける。
早川宗介
夢原佳奈
早川宗介
夢原佳奈
涙を拭う。
夢原佳奈
早川宗介
夢原佳奈
早川宗介
夢原佳奈
早川宗介
夢原佳奈
早川宗介
夢原佳奈
リビングのテーブルの上には私の好きなカレーライスと、チキンサラダがあった。
夢原佳奈
私の椅子の上にはうさぎの絵が書かれている封筒に"愛する佳奈へ"と書かれていた。
夢原佳奈
封筒の中には、2枚の紙が入っいた。
夢原佳奈
『こんな形でごめんね。お父さんが交通事故で亡くなってから私たち2人でここまで頑張ってきたよね。弟の兼祐も通り魔に襲われて死んじゃってさ。私達神様に嫌われちゃってんのかな?でも、私頑張んなきゃって思って、佳奈だけは幸せにしなくちゃって思って。ぼろぼろの布切れみたいな私が頑張って、精一杯佳奈を支えてた。 私ね、ずーーーっと辛かったんだ。佳奈が家に帰って来なくて、もしかして佳奈まで死んじゃうのかなって思って。でも良かった。生きててくれてほんとに嬉しかった。1人になったらどうしようかと思った。 でもさ、佳奈にあんなこと言われたゃったら、布切れじゃ切れちゃうよ。ぼろぼろなんだよ。だから、私の命をあなたに捧げます。どんなことがあっても私はあなたを愛し続けています。ありがとう。さようなら。 』
夢原佳奈
2枚目に移る。
夢原佳奈
そこには大きな文字で、『たとえ……たとえあなたが養子であっても。』と書かれていた。
夢原佳奈
2枚目の紙は涙が垂れていたようで、パリパリになってしまっている。
早川宗介
夢原佳奈
雨の降る夜の街を走り抜ける。
夢原佳奈
あれから10分くらい経った頃だ。
夢原佳奈
早川宗介
夢原佳奈
そこには踏切の中にいる母の姿があった。
カンカンカンカンと音がなっている。
夢原佳奈
雨の中を走り抜ける。
夢原佳奈
マンホールのところで転んでしまう。
夢原佳奈
お母さんは何かに気づいたようにこちらを振り返った。
夢原さとみ
夢原佳奈
お母さんは大声をあげてなにかを言おうとした。しかし、その声は電車に遮られた。
そして母は死んだ。
その時、佳奈の腕時計が8時のアラームを伝えた。