翌朝───
桐原 蒼大
おはよう
一ノ瀬 花音
おはよぅ///
一ノ瀬 花音
( なんかこの感じいい///
やっぱり少し距離縮まってるような気がした───
桐原 蒼大
弁当は?
一ノ瀬 花音
これ!嫌いなものとかわかんなかったからもし入ってたら残していいから!
桐原 蒼大
別に嫌いなもんないから
一ノ瀬 花音
ほんとに?
桐原 蒼大
うん
安心した───
桐原 蒼大
行かないの?
時計を見るともう家を出る時間だった
一ノ瀬 花音
やば!もうこんな時間着替えなきゃ
桐原 蒼大
早くしろよ
一ノ瀬 花音
えっ?
桐原 蒼大
付き合ってることにしてるんだから一緒に登校したって問題ないだろ
一ノ瀬 花音
あっそっか///
一ノ瀬 花音
急いで着替えて来るね
一ノ瀬 花音
( 嘘///夢みたい
一ノ瀬 花音
( 桐原くんと一緒に学校行けるなんて///
一ノ瀬 花音
( やっぱり好き///
私は大急ぎで着替え、髪を整えた
桐原 蒼大
じゃあな
一ノ瀬 花音
あっ、うん///
桐原 蒼大
一ノ瀬!
一ノ瀬 花音
…っ!?
桐原 蒼大
帰り迎え行くから
一ノ瀬 花音
あ、うん///
教室に入ると、
三浦 燐子
ちょっと!花音どうなってんの?
種田 玲奈
花音と桐原蒼大が付き合ってるって校内中の噂だよ?
三浦 燐子
今日一緒に来てたってことは本当に…?
一ノ瀬 花音
うふふっ///
三浦 燐子
えっ?まじ?
種田 玲奈
振られたんじゃ…
一ノ瀬 花音
いやぁぁぁぁ///
三浦 燐子
もったいぶってないで言いなさいよ!
一ノ瀬 花音
実はね///
昨日の放課後の話をした───
三浦 燐子
そういうことね
種田 玲奈
でも、これで余計に諦められなくなったってことだよね?
一ノ瀬 花音
痛いとこ突かれた…そうなんだよね
一ノ瀬 花音
今日から朝お弁当も作ったんだよね
三浦 燐子
お弁当!?
種田 玲奈
なんか凄い急展開だね笑
一ノ瀬 花音
そうなんだよね…
三浦 燐子
でもなんで急にお弁当なんて
一ノ瀬 花音
昨日帰ったあと桐原くんが出掛けようとしててどこ行くのか聞いたら、コンビニに夕飯買いに行くっていうから
コンビニばっかじゃ偏るしなんか作ろうか?ってなったんだよね
コンビニばっかじゃ偏るしなんか作ろうか?ってなったんだよね
種田 玲奈
それでそれで?
一ノ瀬 花音
それで、作って食べてる時にお昼どうしてるんだろう?って気になって聞いたらコンビニか食堂っていうから
私毎日お弁当作ってるしついでに作ろうってなって作るってなったんだよね
私毎日お弁当作ってるしついでに作ろうってなって作るってなったんだよね
三浦 燐子
よし!花音!このまま桐原くんの胃袋掴んで本当に彼女の座勝ち取れ!
一ノ瀬 花音
はァ?そんなの無理だよ
種田 玲奈
いや!燐子!それあり
一ノ瀬 花音
え?
種田 玲奈
だって晩ご飯にしろ、お弁当にしろ
花音の料理を認めてるってことでしょ?
花音の料理を認めてるってことでしょ?
三浦 燐子
そういうこと!
一ノ瀬 花音
そういえば前にハンバーグ作ったの食べてて…昨日なにがいいか聞いたらハンバーグって
三浦 燐子
花音!行けるって!胃袋掴め!
一ノ瀬 花音
なんかいけそうな気してきた!
三浦 燐子
頑張れ!
種田 玲奈
頑張れ!花音
一ノ瀬 花音
頑張る!
休み時間───
城之内 愛梨
一ノ瀬さん
一ノ瀬 花音
…っ?
城之内 愛梨
どんな手使って桐原くんを落としたのか知らないけど、私は貴方を彼女なんて認めないから
一ノ瀬 花音
…え
城之内 愛梨
一度振られてるのにどうしたら付き合えるのかしら
城之内さんは嫌味ったらしく私に軽くぶつかり去っていった
三浦 燐子
ほんっと嫌な感じ
一ノ瀬 花音
ファンって怖いね…
放課後──
桐原 蒼大
一ノ瀬!
一ノ瀬 花音
…っ///
桐原 蒼大
帰るぞ
一ノ瀬 花音
うんっ///
ホントに一ノ瀬さんと桐原くん付き合ってるんだ…
一度は振られてるのにね
どんな手使ったんだろう
塚本 千紘
嘘だろ…花音〜〜
三浦 燐子
塚ちゃん、ドンマイ
種田 玲奈
流石にこればかりは同情するよ笑
一ノ瀬 花音
じゃ、燐子!玲奈また明日