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Broooock

……帰りたい…

シャークん

…………俺も

きりやん

…いや、はぇーよ

イヤホンから聞こえるきりやんの声に

ふぅっとため息をついて

まだ少し思い瞼をひらきつつ

まだ暗い、朝方の外を窓から眺めた

午前5時30分前後

イギリス、ロンドン行きへの飛行機に乗り

ファーストクラスの乗席で

今すぐ帰りたい

と繰り返し思い、口からは気の抜けた

情けない声が小さく出る

あの日の朝、僕らは仕事場である

『国家燈极公安警察署』

その中の保安局情報取引課に呼び出された僕たちは

警察庁の警視総監によって

また海外での仕事に駆り出された

Broooock

おかしくなぁい?

きりやん

…何が

いつも通りっぽいけどちょっと不機嫌そうな声

きりやんも仕事に駆り出されたのが気に入らないらしい

Broooock

だってこの前飛んだばっかじゃん

この前と言ってもつい先日のことだ

6日前、僕たちはアメリカのロサンゼルスから帰宅

条約改善、街の調査と暴力団などの壊滅

約2週間半、あっちで留まり仕事をこなして帰ったばっかだった

Broooock

なのに……ッなのにさぁ……?

きりやん

そういう仕事だろ

シャークん

やりたくてやってるわけじゃねぇし

Broooock

だよね?シャークんもそう思うよね?

やりたくてやってるわけじゃない

ただ小さい頃からそういう寄宿学校に入ってて?

ちょーっとみんなより数値が高かっただけじゃん

きりやん

まぁ…確かに

きりやん

ここまで飛ぶ意味あんのかなとは思うけど

Broooock

だよねぇ…僕、次はいつあそこ行けるんだろ…

次はいつ会えるんだろう

今回はどんだけかかるんだろう

何をやらされるんだろう

ちゃんと生きて帰れるかな

また来るって約束は守れるのかな…

シャークん

あそ…こ?

シャークんらしくない、弱い声でそう聞かれる

Broooock

白尾夜、約束してきたんだ…w

きりやん

あのきんときって子と?

あれ、きりやん知ってるんだ

Broooock

うん、また来るって

また来る、また来てくれますか

2人揃ったその言葉

彼との約束

きりやん

………へぇ…

意味ありげな、少し曖昧に返されて

なんだよーっと聞けば別に、とそらされる

絶対なんかあるじゃん

どうせきりやんの事だから、真面目っていうか

恋愛すんのはいいけどさぁ

みたいなこと考えてるんだろうなぁ…

そんな事を考えていれば仕事用のスマホが通知音を鳴らす

Broooock

うわ……2人とも、見た?

きりやん

ん?……げッまじか…

シャークん

だるすぎんだろ……

【今回の仕事内容】 暴力団実践協力 国益侵害情報入手 イギリス国公安部との会談 マフィア(イタリア)基地潜入調査 空海陸軍との合同実践訓練 ロンドン探索

きりやん

まじで帰れないんじゃね……?

シャークん

……俺…ゲームの予約しとこ

Broooock

無理、無理だよぉ〜

Broooock

1年経っても帰ってこれないじゃん…w

仕事だとしても訓練とかヤダ

僕、別に体力あるわけでも

なんか特別なものあるわけじゃないし

仕事が好きなわけでもない

まあ

仕事を辞めようとわ思わない

けど

待っててくれる人がいるのに

ずっと待たせるわけにはいかない

僕はあの子が好きだから

あの子をあそこじゃなくて

僕の隣におきたいから

next_♡700

nkshkじゃなかったです…すいません

次回からは遊郭側と警察側で交互に書いていきます

朝投稿になってしまいますし、短めの小説になっちゃいます

白尾町遊郭街の遊男子

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2,344

コメント

3

ユーザー

あぁー、読むの遅くなってしまった、ごめんなさい!! 今回最高ですね!! ぶるーくかっこいいな!! 幸せになってほしいなー

ユーザー
ユーザー

うん、ぶるーくイケメンすぎんだろッ⤴︎︎︎

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