主
主
主
主
主
さつき(マッマ)
主
主
れっつご〜〜
がたん…がたんがたん…
鳴り響く電車の音が耳を刺す。
絵空
絵空
なんていつも通りの事を ぼそっと呟く。
今日も、なにも出来なかった。 今日も、私は役立たずだった。
生きる価値すら疑いたくなる程、 今日も自分は酷い人間で。
そんな日々を毎日続けている 自分にも、なんだか嫌気が刺す。
絵空
…眠い。
このまま、永遠の眠りにでも つくことが出来たら。
…どれだけ、素晴らしいんだろう。
私の瞼がだんだんと重くなる。 少しなら…と眠ろうとした時
絵空
私は雲の上にいた。
絵空
急速に落ちる感覚が全身を襲い、 浮遊感が死を煽る。
絵空
焦りで言葉も出ない。
絵空
そんな自覚をし始めた時、私は、 ふわっと何かに受け止められた。
絵空
絵空
絵空
私の目の前には、空と、龍とも魚とも言えない何かがいた。
私はこの龍…魚…?に、支えられて 死を回避したようである。
朱。
朱。
これ何本!?
絵空
朱。
こ、この人達は…?
絵空
茶柱
茶柱
…諸々の説明を受けた私は、 己の中でなんとか整理をしていた。
絵空
絵空
茶柱
朱。
朱。
悩み…願い…
私の?
真っ先にこんな事を思ってしまう。 誰にだって悩みくらいあるのに。
…結局、私は 自分の中で己の悩みの自覚を するまで少し時間を要した。
茶柱
朱。
絵空
絵空
こんなくだらない、ちっぽけな。 …こんなのは悩みと言えないのでは
朱。
絵空
絵空
ございます。
ここまで言って貰ったのだ。 言わない方が失礼と言う物だろう。
絵空
小銭を入れて悩みを心で唱える。
ーこの世の全てに謝罪したい程、 自分の存在を迷惑だと思う。 (あとりんご飴食べたい。)
朱。
茶柱
そっち!?と言いたくなるような 観点で悩んでいる茶柱さん。
茶柱
…ん?
瞬間、また私は浮遊感を感じ、 びっくりして目を瞑る。
絵空
絵空
地に足がついた感覚で目を開けると
そこには、祭りの景色が 広がっていて
絵空
茶柱
絵空
声のした方には、 浴衣を着た茶柱さんがいた。
絵空
茶柱
茶柱
急過ぎて頭は回らないけれど、 ついて行っても大丈夫という、 変な安心感があった。
絵空
〜数分後〜
茶柱
絵空
茶柱
私達は近くの屋台で りんご飴を手に入れ、ぼちぼちと お祭りを歩き回っていた。
茶柱
茶柱
茶柱
理由を聞いても?
絵空
絵空
こんな事を言うのは余りにもおこがましいのではないか、という考えが頭に張り付いて離れない。
茶柱
絵空
絵空
絵空
絵空
茶柱
あぁ、言ってしまった。 嫌われただろうか、呆れられるだろうか、…それともー…
…考えたくもないな。
茶柱
絵空
茶柱
茶柱
それでもきっと私よりはー… そう言おうとした所で、 彼は急に自信満々にこう言った。
茶柱
絵空
茶柱
茶柱
絵空
さつき(マッマ)
主
だいじょーぶ☆
主
さつき(マッマ)
主
主