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それいけ!我々軍

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それいけ!我々軍

55 - 漢・鬱の波乱万丈な人生⑥

♥

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2022年08月27日

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大先生宅

ホムラ

おじゃましまーす!
おー、普通だ…。

大先生

何を期待しとったんや…。

ホムラ

男子高校生の部屋にしては簡素やなぁ。
まあええわ。
ほい、これここ置いとくで。

大先生

ありがとう。

大先生

…ホムラの親友って、どんなやつやったん?

ホムラ

…最初はすげえやな奴だったよ。
軍に入ったのが同じタイミングでさ。
何かにつけて競ってくるし、嫌味言ってくるし。

ホムラ

絶対仲良くなれないと思ってた。

ホムラ

でも、正義感も強くてさ。
弱気を助け強きを挫くって感じかな。

ホムラ

そこが気に入って俺から近づいて行ったら、いつの間にか大親友。

ホムラ

ほんと楽しかったよ。
いいライバルだったし、なんでも相談できた。
唯一無二ってこういうことなんだって思った。

ホムラ

…コネシマはどうだ?
お前にとってコネシマはどんな存在なんだ?

大先生

シッマは…
あいつは人のいい所を見つけるのが上手い。気持ちいいくらいにな。

大先生

最初はえらい面倒見てくれるやつやなと思ってた。
けど、あいつには俺もなにか返したいと思うようになった。

大先生

あんなに気が合う奴、初めてだったし…。

ホムラ

なるほどな。
ええやん。
大切にしていけよ。

大先生

そうする。
よし、できた。

ホムラ

お、もうできたのか、さすが。

ホムラ

ここのファイル開いてみろ。

大先生

ん…
わ、すげえなこれ。

ホムラ

基本的な情報はここを見れば大抵わかるようになってる。
このデータベースを使えば警察が何日もかかる調査も数分でできる。

大先生

…誰がこれを…?

ホムラ

トントンとグルッペンや。
あいつら昔から英才教育受けてきてるしな。

ホムラ

まあ、やらないと思うけどむやにやたらにいじらんようにだけ気をつけろよ。

大先生

りょうかい。
どんな仕事すりゃええん?

ホムラ

それは仕事が入ってみないとわからんな。
とにかく最初のうちはトントンの指示を待ってくれ。

大先生

グルッペンさんじゃなく?

ホムラ

あー、まあそうだな。
グルッペンはちょーっと戦争狂なところがあるから…
うちの軍で権力握ってんのはトントンだとも言われてるくらいやし。

ホムラ

てことで俺は帰るな。
また訓練の日程は送るよ。
それまでにコネシマと話せよ〜?

大先生

わかった。

ホムラはヒラヒラ手を振り帰って行った。

大先生

…明るいヤツやな……。

大先生

…シッマ、まだ起きとるかな。

大先生は携帯を取りだし、電話をかけた。

大先生

(出て欲しいのと出ないで欲しいのが半々やわ…)

コネシマ

はいはい!?
どした大先生!

大先生

(出たし…)

大先生

おぉ、今暇?

コネシマ

おー、暇やで!
なんかあったんか?

大先生

いや、あのー、、その、、

コネシマ

ん?
なんやそんな言いにくい事なんか?

大先生

うーん、、俺な?

大先生

お前と同じ軍に入っ、、た。

コネシマ

え?

大先生

ほんまごめん、なんかそういう流れになってもうて!

大先生

お前が何してるのか気になってこの間帰りに後追ってん!
そしたらトントンに捕まって入らんかって言われて…!
すぐ言わんくてごめん…

しばらく沈黙が流れた。

コネシマ

…お前が軍か…想像つかんな。

大先生

それは俺も思っとるけど…!

コネシマ

それはええねん。
お前が軍に入ってくれて嬉しい。
だけどなんですぐ言ってくれへんかったんや?

大先生

あ、、それは…

コネシマ

俺がそんなことで嫌になると思っとったんか?

大先生

だって俺、友達を尾行して、その上職場にまで侵食してるし…

コネシマ

そんなこと気にするわけないやんけ!
むしろ嬉しいのに…。

大先生

ごめん…

コネシマ

…ブハッ、アーッハッハッハッハ!

コネシマは電話越しに爆笑を始めた。 大先生は訳が分からずあっけに取られてしまった。

大先生

え、なに、どしたん?

コネシマ

いやー、大先生がそんな事で悩んでたとはなぁ!

大先生

なっ!

コネシマ

いつもヘラヘラしてるように見えてちゃんと考えてるもんな。

大先生

(ほら、やっぱりそうだ。
こいつは俺の、俺も知らない良さを教えてくれる。)

大先生

…俺シッマの友達でよかったわ。

コネシマ

友達ィ?
何言ってんねんお前!

大先生

え…

大先生

(やっぱちゃうかったか!
そりゃそうよな、こんな失礼なことして…)

コネシマ

親友って言えや!

大先生

…ふぁ?

コネシマ

俺ら親友やろ、どう考えても!
いや、相棒と言っても過言ではないのでは?

大先生

…ふふふっ、ははは!!

コネシマ

なにわろてんねん!

大先生

お前ほんと良い奴やな!

2人はしばらく他愛のない話をしてから電話を切った。

休み明けの始業式にて

あれから大先生は訓練を開始し、体の動かし方も身についてきていた。

コネシマ

大先生ー!
ちょっと見ない間にちょっとたくましくなったんちゃうか!

大先生

お前もな…

コネシマは着実に筋肉をつけているようで、クラスメイトからも変化に気づかれていた。

コネシマ

ところで今日集まれって言われたの知っとんか?

大先生

うん、知ってるで。
こんなん初めてやから緊張する…

コネシマ

俺も初めてやで。
いつもは任務に関わる何人かを呼ぶんやけど、今回は全員やからな。
結構大きい案件なんかも知らん。

大先生

そうなんや…
行ってみんとわからんけど、ちょっと緊張するわ。

コネシマ

まあ俺もおるから大丈夫やって!

大先生

すげえ頼もしいな笑

作者

どうも作者です!

作者

大先生良かったネ(^^)

作者

善は急げと言いますか…

作者

こういう心配事は引き伸ばしにしたらダメなんすよね。

作者

自分自身の経験でもあります笑

作者

それでは皆さん、また次回お会いしましょう!

それいけ!我々軍

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コメント

2

ユーザー

唐突にすけどこの作品めっちゃ好きっす!!!! 続き楽しみにしてます!!!!

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