たったひとりの《完結》

夢注意

地雷さん注意

💜ーくん出てきます

俺は、高校３年生になった

もうすぐ卒業式を迎えようとしている

あの頃と、俺は全然変わらない

心の中にはいつも大好きな親友がいて、

彼を思う気持ちは、全然変わらない

ううん。

あの頃よりもっと深く、大きくなってる

かな

聞き慣れた声に俺は顔を上げた

薄暗くなり始めた帰り道。

向こうから自転車に乗って

やってくるのは＿＿＿

そういって得意げに俺の目を覗き込む、 💜ーくん

そう、あの日。

💜ーくんは手術が奇跡的に成功して

一命を取り留めた

それは本当に...

奇跡だったんだ

あの時の事を思い出すと

今でも胸が熱くなる

うれしくて、一晩中わんわん泣いたっけな

💜ーくんのこと、もっと大切にするって心に誓った夜

いつもの様に、💜ーくんと同じ帰り道

💜ーくんはからかう様に俺を肘でつついた

俺がマジメそうに言うと

💜ーくんはちょっと照れたように

と、小さく呟いて、空を見上げた

＿＿＿だけど

卒業したら、💜ーくんと俺は別々の大学

中学、高校と一緒だった2人もついに

離れ離れになる

俺は立ち止まって💜ーくんを見つめた

何回言っても足りないくらい

大好き、大好きだよ

💜ーくん

生きててくれて、ありがとう

俺たちは星空の下、肩を寄せあって笑った

何年たっても。

いつかおじいちゃんになった時も。

こんな風に、笑い合いたい

俺たちの友情はずっとずっと変わらないよ。

そんな俺たちを祝福するように

一筋の流れ星が

キラリと流れていった＿＿＿＿＿

🕊 𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸 💗