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及川 徹
及川 徹
俺は、あの日彼女が腰かけていた柵に腰かけた。
遅くなってごめんね
及川 徹
及川 徹
そして俺は、
この世から姿を消した。
はずだった。
及川 徹
白い天井、漂う薬品のにおい。
及川 徹
及川 徹
つらい事実にすぐ気づいてしまった。
及川 徹
痛みを感じながらも窓へ向かう。
及川 徹
窓を開けたとき、、、
ガチャ
及川 徹
扉が開いた。
モブ
及川 徹
及川 徹
及川 徹
モブ
及川 徹
モブ
モブ
及川 徹
及川 徹
死ねなかった。
やだよ。
俺もそっちに行きたいよ。
及川 徹
疲労がたまっているのか
そのまま眠りについた。
次に目覚めたのは
さっきよりも圧迫感のある部屋。
及川 徹
窓がなかった。
だから次は、机の角に頭をぶつけて死のうとした。
及川 徹
でも今度は机の角にカバーがついていた。
よく見るとありとあらゆる角にカバーがついている。
花瓶もない。
紐もない。
何も、ない。
及川 徹
及川 徹
及川 徹
それから毎日、カウンセラーさんがやってくる。
でも、話は聞かない。
外にも出してもらえない。
死なせてももらえない。
ご飯を食べなくても、
水を飲まなくても、
勝手に生かされる。
及川 徹
及川 徹
ただ毎日
暗い暗い病室の中で
ずっと君を思う。
end.3 Bad end