千雪
どうも千雪です
主様
主でーす
千雪
それでは!
主様
どうぞ!
勇
みんなも14代将軍徳川家茂公が上洛される話は聞き及んでいると思う
勇
その上洛に伴い二条城に入られるまで新選組総力を持って警護を受けるべしと要請が入った
おぉ!!
歳三
池田屋や禁門の変の件を見て流石のお偉方も俺らの働きを認めざる負えなかっただろうよ
総司
警護中は僕らの刀に国の行く末がかかってるなんてね
新八
おう
甲子太郎
上洛の警護とはまた……もしも山南さんご生きていたら……惜しい人を亡くしましたね
千雪
……(山南さん?、うっ、)
歳三
おい、千雪大丈夫か?
千雪
えぇ、平気です
勇
ごほん!ともあれこれから忙しくなるまずは隊士の編成を考えなければならないな
勇
俺とトシ千雪総司……
歳三
おっと悪い近藤さん今回総司は外させてはくれねぇか?
歳三
風邪気味みたいだしな
勇
うん?そうなのか総司?大丈夫なのか?
総司
自分では別に問題ないと思いますけれどね
総司
土方さんは大袈裟だから
歳三
問題ないじゃねぇよさっきも咳きしてただろ
総司
やれやれ土方さんは過保護過ぎるんですよ
平助
(手を上げる)
勇
どうした平助
平助
あ、あの近藤さん俺もちょっと調子が悪くて
勇
なんだ?平助も風邪か
勇
折角の晴れ舞台全員揃って将軍様を迎えたかったのに
平助
あ……すんません
千鶴
(平助くん……)
勇
いや体調は大事だ
勇
何れ機会もあるだろうしその時に2人には存分に働いてもらいたい
歳三
で、お前はどうするんだ?
千鶴
はい?
歳三
呆けてるんじゃねえよ
歳三
お前も警護に参加するかって聞いてんだよ
千鶴
あ、私もですか?
勇
無論構わないとも
勇
雪村くんも今や新選組の一員と言っても過言では無い
勇
是非参加してくれ
千鶴
でも……
総司
まぁ身の心配はないよ
総司
将軍を狙う不届きな輩はそうそういないから
平助
行ってみるのもいんじゃねぇの?
千鶴
はい!お役に立てるのならお手伝いします!
千鶴
次の交代は亥の刻でお願いします!
千鶴
3番組の方は中庭に回ってください!
千鶴
ふわ!うっくぅった!
千鶴
(今ごろ近藤さんは偉い方と話してるのかな)
千雪
千鶴ちゃん
千鶴
あれ?千雪くんお仕事は?
千雪
僕達零番隊はどっかの組に混じってるよ
千鶴
え?なんで
千雪
僕たちは特殊な部隊だからね
千鶴
そうなんだ!じゃあ千雪くんは?
千雪
僕は千鶴を守れってトシさんにね
千鶴
そっか!じゃあお勤め頑張ろ!
千雪
うんそうだね
千雪
……!
千鶴
(この感覚は……)
千鶴
貴方達は!
千景
気づいたか然程鈍いわけではないようだな
千鶴
なんでここに!どうやって!
匤
あ?俺ら鬼一族は人が作る障害は意味も成さねぇんだよ
千鶴
鬼!?
千雪
(もしかして知っちゃうのかな)
千鶴
か、からかってるんですか!?
千景
ふん鬼を知らぬ?本気でそんなこと言ってるのか?
千景
我が同胞ともあろう者が雪村千鶴
千鶴
……!どうして私の名前を!
九寿
君は並の人間とは思えないほどの怪我の治りは早くありませんか?
匤
あぁ?なら今ここで証明した方が早いか?
千景
よせ不知火
千景
否定しようが肯定しようがどの道俺たちの道は変わらん
千雪
……!
千景
多くは語らん
千景
鬼を示す姓とその小太刀それのみで証拠としては充分にすぎる
千鶴
(姓、?)
千鶴
(雪村の姓がなんだって言うの……この小太刀も)
千景
言っておくがお前を連れていくのに同意は必要としておらん
千雪
千鶴!気をつけて
千景
女鬼は貴重だ共に来い
千雪
千景様……
千景
千雪お前にもチャンスをやる
千景
その女鬼を捕え来させればお前を待つ期間を増やしてやろう
千雪
そんな、
千雪
はい!
主様
千景様登場
主様
どうなるのか
千雪
じゃあね
主様
じゃーね







