そしてしばらくし、夕食を食べ終わり、クルー達は寝ている。
ウミはシャンクスの膝に頭を乗せ眠っている。
ベックマン
シャンクス
昔、フーシャ村に居た頃の ウタ、ルフィ、ウミの3人を思い出しながら言う。
ベックマン
ベックは我が子の成長を喜ぶ反面、寂しがる父親のような顔でタバコを吹かしながら言う。
シャンクス
シャンクスがウミの頭を撫でながらつぶやく。
ウミ
ウミは寸とした、感情の読み取れない顔で眠っていた。
それから何日もの間、毎日、 シャンクス、幹部達と修行をし1年が経とうとしていた。
そして今現在もシャンクスと手合わせ中だ。
シャンクス
ウミ
ウミは息を切らしながら言う。
シャンクス
ウミ
シャンクス
ウミ
ウミがツッコむ
シャンクス
ウミ
ルゥ
シャンクス
……
ウミからの返事はなく、シーンとしていた。
シャンクスは不思議に思い、ウミが居た方を見る。
シャンクス
シャンクスがエネル顔になり叫んでいる。
ウミ
ウミは少し離れた食事の前にちゃっかりと座っている。
今日は甲板での夕飯みたいだ。
シャンクス
『わはははは!』
ウミが食事を頬張る。
すると隣に座っていたホンゴウがウミの頭に手をやり、話しかける。
ホンゴウ
ウミ
ホンゴウ
ウミ
ホンゴウ
ホンゴウが笑っている。
それから食事が終わり皆が寝入る。
その日は満天の星空だ。
ウミ
〜〜〜
この歌はウミの歌だ。
ウミを思って作られた歌。
でも、この歌はあの世界の歌姫【ウタ】が歌っている。
ウタ
ウミ
ウタ
ウミ
ウタ
ウミは過去の出来事を思い出していた。
ウミの目からツーと涙が零れた。
昔死んだサボ、1年前に死んだエース。
大好きな兄がいなくなってしまった現実をどれだけ年月が過ぎても受け入れることが出来なかった。
ウミは涙を強引に拭い取る。
ウミ
ウミは考える事が怖くなり体を動かし始める。
ウミが体を動かしてから5時間が経過していた。
ウミの手はボロボロでマメが潰れる程だった。
ウミ
???
後ろから男の声が聞こえた。
ウミ
その男はベックだった。
ベックマン
ウミ
ベックマン
ウミ
ベックマン
ウミ
ベックマン
ウミ
ベックマン
ウミ
ベックマン
吐いてしまうのではないかと心配する。
ウミ
ベックマン
ウミ
ベックマン
ベックマンは何かは飲まそうとしている。
ウミ
ベックマン
ウミ
ベックマンがオレンジジュースを取りに行くとウミはドタッと仰向けに横になる。
ウミ
ウミは明るみ掛かった空を見上げながら2人に問うようにつぶやく。
ベックマン
ベックが帰ってきて、 『ん』とウミにオレンジジュースを手渡す。
ウミ
ベックマン
ウミ
ベックマンはガクッと肩を落とす。
ベックマン
ウミ
ベックマン
シャンクス
シャンクスが起きてきた。
ウミ
シャンクス
ウミ
シャンクス
ウミ
シャンクス
ウミとシャンクスの言い合いが始まる。
そんな中、ぞろぞろとクルー達が起きてくる。
シャンクス
ウミ
ヤソップ
ルゥ
「お頭!前の方に海軍の船が!」
『!!!!』
ウミが戦闘態勢に入る。
シャンクス
ウミ
シャンクス
ウミ
海軍の船から砲弾が飛んでくる
ウミは1年で身についた力で砲弾を斬ったり跳ね返したりした。
ウミ
水の竜巻を起こし海軍の船に攻撃をし続ける。
『……は?え?』
クルー達が全員混乱している。
それもそのはずだ。
この間まで悪魔の実の能力者じゃなかったウミが悪魔の実の能力を使っていたからだ。
ホンゴウ
ライム
ヤソップ
ウミは能力で海軍の船を何隻も沈める事が出来た。
そして残りの海軍の船も引いて行く。
シャンクス
ウミ
シャンクス
『おう!びっくりしちまったぜ!』
『特に、いつの間にか悪魔の実の能力者になってた事が!』
ウミ
シャンクス
ウミ
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!