/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
家の近くの桜が舞う
栞凪
…あー
栞凪
もう3月か…
月猫
栞凪ー
月猫
入るよー？
栞凪
…
月猫
また寝てる…
月猫は栞凪の布団を剥がす
栞凪
………
栞凪
…寒い
月猫
もう昼ですよ
栞凪
午前を昼とは言わない
月猫
午前10時を昼と言うかどうかは置いといて
月猫
午前11時30分は昼ですよ
栞凪
そういえば
栞凪
進級はできた？
月猫
一応首席なんですけど…
月猫
まぁ、進級できましたよ？
栞凪
あー首席…
栞凪
そーだったね
栞凪
おめでと
月猫
そういえば
月猫
栞凪はできたんですか？
月猫
毎日寝てますけど…
栞凪
学校行ってない…というより入学すらしてないというか…
栞凪
まーそーいう感じ
月猫
え？
栞凪
学力はあるけどねー
栞凪
行く必要を感じないというか…
(ちなみに栞凪17歳 月猫18歳 という設定。…忘れてください)
栞凪
普通に稼げてるしねー
月猫
料理だけはほんと美味しいですもんね
栞凪
まぁ、大学は…月猫と一緒なら行ってもいいかもだけど
栞凪
………
栞凪
要約するとめんどくさいということ
月猫
社会出れませんよ？
栞凪
だから稼げてるって
栞凪
そういえば何か用？
月猫
えっと…
月猫
今年はさすがに頑張らなきゃいけないので
月猫
あんま来れなくなります
栞凪
そっか
栞凪
頑張れー
月猫
合格したら報告します
栞凪
楽しみにしとく
栞凪
予想できるけど
月猫
…それどっちの予想ですか？
栞凪
聞く？
栞凪
来ないほう
月猫
酷い！
月猫
絶対すぐに来ますからね！
栞凪
まー頑張れ
月猫
では、また
栞凪
…
君が実力があるのは知ってる
約束を破らないのも知ってる
でも
約束を忘れれば… さっきのを約束だと思わなければ… 今の関係が消滅してしまえば前提から壊れる
誰も悪くは無い
君にも悪気はない
私が信じ過ぎるだけだから
栞凪
今までを全て忘れて、恋をしてね
栞凪
月猫
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
