あいつが出ていってすぐに灰も どこかへ行ってしまった
みんなも飯を食べようとはするが 口数は少なく 手もあまり付けていないようだった
心配でもしてんだろう
結局、あいつが帰ってきたのは 夜遅くだった
帰ってきたあいつは顔や身体の 至る所が赤く染まっていた
ガク
ご、ご主人様!!
刀也
怪我、大丈夫……?
あぁ
刀也
でも、顔赤い……
俺がヘマする訳ねぇだろ
返り血だよ
おい
ロボット:お預かりします 洗浄しておきます
明日客がくる
承知致しました
湊
……なぁ
あ?
言うだけ言ってどこか行こうとしたのを 呼び止める
湊
その………
湊
ぁりがと
湊
助けて、くれて
こいつは嫌いだ
嫌いだけど、助けて、もらったし
仕方なく、ほんとーに仕方なくそう言う
お前怪我は
湊
……突き飛ばされて痛かった
湊
あと倒れてきた時重かった
ガキが
湊
それとーー
めんどくせぇから明日聞く
ついでに全員呼んどけ
俺は寝る
そう言ってどこかへ行った
湊
……やっぱあいつ嫌い
………
ハァ
おい
灰
………
俺がそう簡単にいなくなるとでも思ってんのか?お前は
俺の寝床で拗ねんな
灰
……拗ねてないし
灰
泣いてもないし……
俺は寝る
灰
(布団から退かない)
めんどくせぇ
灰
めんどくさいって言った
何が悪い
ハァ 大人しくしとけよ
灰
ん(抱き枕にされてる)
灰
(心臓の、おと)
灰
(生きてる……)
灰
(良かった……)
灰
zzz……
………






