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主
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最期のわがまま 最終話
主
さとみ
主
・nmmn ・ハピエン保証 苦手な方読まないでくださいね!
さとみside
タクシーに乗って転院先の病院に 到着した。
スマホの電源は切っておいた。
なんで?って言われたら、かっこ悪いけど、理由はひとつしかない。
アイツらからの連絡を見てしまうと、 せっかく離れようと思ったのに名残り惜しくなってしまう。
現に、連絡を断ち切った今でも 寂しくてしょうがない自分がいる。
さとみ
テレビを見ても、漫画を呼んでも。
お笑い番組を見ても、 「ジェルの方がおもしれぇわ」
漫画を読んでも、 「莉犬これ知ってんのかな? 今度聞いてみよ」
なんて、もう会わないのにメンバーの誰かしらが脳内をチラつく。
その度に、色々な思い出が蘇って 泣きたくなる。
さとみ
泣くのは俺らしくないから、 諦めて漫画を片付けてテレビを消した
さとみ
やることが無くなった俺は、 寝ることしか出来なかった。
ころんside
さとみくんのお見舞いに 行かなくなって3日。
この3日間、毎日誰かが「おはよ」 とか、「体調どう?」とか送ってるけど、返信が来たのは初日だけ。
僕たちはすごく心配した。
それほどまでにさとみくんの 「プライド」という名の壁を傷つけてしまったんだろうか。
そんなことを思っていても、会いに行かなかったのは、きっと僕たちが 情けなくて弱いから。
怖いんだ、さとみくんから 「もう会いたくない」って言われる ことが。
さとみくんはあの時、 「今日は帰って」といった。
まだ完全に拒絶されていない。
”今日は”だから、大丈夫。
さとみくんの中で、僕たちは生きてる
そう思った初日。
その証拠に、LINEでのるぅとくんも 「時間が経てば冷静に話し合える」 って言ってた。
みんな、そう思ってた。
でも。
2日、3日経っても連絡が来ない。
その事にみんなが不審感を抱きながらも、誰も会いに行こうとはしなかった
完全に拒絶されるのが怖いから。
……こんなのはただの言い訳。
それもみんな分かってる。
分かってるのに、その”言い訳”を 盾にしてまで拒絶から自分を守ろうと するのは、
みんな、さとみくんが大好きだから。
ころん
大好き、なのに。
さとみくんは…? 僕たちのこと、どう思ってるんだろ
答えの出ない考えが僕の脳を支配する
ダメだ、考えても意味が無い。
僕はすとぷりの中でおふざけ担当。 そして、さとみくんの彼女。
おふざけ担当の僕が、こういう時 明るくいないと。
さとみくんの彼女の僕が、こういう時 すぐ傍に居ないと。
ころん
待ってろよ…素直じゃない ツンデレ野郎め(←人のこと言えない)
上着を羽織って準備をしていると、 ピコンっとL✘NEの通知が鳴った。
ころん
主
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