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片想い
ワスレナグサ
stxxx BL 桃青 桃赤
昔から忘れられない人がいた
小学校に入学してから 2年生くらいまで結構遊んでた
同じ学校だったわけじゃない
ただ公園で会うだけ
親は俺に無関心だったから
1人で遊びに行った公園で 同じく1人のあいつと遊んでた
名前も年齢も知らない
赤い髪に左右で色の違う瞳
何か特別なことを話すわけじゃない
ただ2人で砂場で遊んだり
キャッチボールをしたり
小学生なんてそんなもんだ
単純だけど
1人が嫌だった俺は 自然とそいつに惹かれてた
でもいなくなった
公園に行っても1人だった
学校も友達は多くなかったし
1人だけの日々で 思い出も残らなかった
そんな時あいつが転校してきた
青
青
青
桃
先生に促されて俺の隣に座る あいつから目が離せなかった
青
青
にこりと爽やかに微笑む
昔遊んでいたあいつとは対照的だった
きっとあいつはもっとおとなしくて
笑顔も見せなかった
ただ明るい赤の髪と黄色と紫の瞳
見た目は華やかな印象だった
青はとても明るくてよく笑う
白く透き通る肌に 水色の髪とそれに似た水色の瞳
華やかというよりは 爽やかで透明感のある感じだ
小学生なんてそんなもん
でも俺は特に単純だった
構ってくれる青が好きで
中学も高校もずっと一緒にいた
隣で青の好意を知っておきながら
適当に繋ぎ止めておいて
申し訳なさを感じるようになると
俺は青が好きなんじゃないかと 考えるようになった
でもアイツのことも忘れられなかった
だから俺は髪が華やかで、幼くて 少しおとなしめな奴と遊んでた
そんななか青に手を出さなかったのは
青がアイツと全く違かったから
多分そうだと思う
自分でも自分の気持ちがわからなくて
桃
青
青の笑顔が眩しすぎて
桃
桃
答えを見つけたくても
桃
逃げて、
青
青
青
傷つくあいつの横で
隣で
どんっ
赤
赤
赤い華やかな髪で左右で瞳の色が違う
あいつの手をとった
桃
桃
桃
床に落ちたノートの名前をみる
赤
赤
困惑していたが足元に落ちるノートを 手に取り理解したのだろう
赤
誰かに名前を呼ばれた 赤は慌てた様子でその場を後にした
桃
それから赤と話すようになった
ずっと忘れられなかったんだ
絶対に赤は昔遊んでたあの子だ
赤もその話をしてきたから
青と過ごす時間が減って
赤と過ごす時間が増える
あんなに求めてたはずなのに
なにかが違う気がする
こんなに明るくなくて、
こんなに笑わなくて
よく話す赤が苦手だった
赤の笑顔があまり好きではなかった
でも言わなかった
そんなある日赤が不満そうに口を開いた
赤
赤
桃
赤
桃
そうだ、変わったのは俺もだ
誰かに覚えてもらいたくて 自分を主張してた
赤
赤
赤
桃
俺のことを覚えてくれてる赤が好きだ
遊んでる奴は全員切った
青のことは切る必要なかったはずだ
でも青のことが忘れられなかった
だから忘れたくて連絡を無視して したともも外した
クラスは別だったから 話す機会もなくなった
でも
桃
桃
桃
スマホを持ちInstagramを開く
桃
いつもなら募集系のストーリー あげる時はメンションしてくれた
桃
桃
忘れた
妙にその言葉が引っかかる
黄色い髪の奴と歩く青を見て
青の手を取りそうになった
馬鹿だな俺は
おれは青のことが好きだったのか?
そんなのわからないんだよ
俺のタイプは爽やかで笑顔が眩しくて 明るくて透明感があって…
桃
青がこの後誰と恋愛してもいい
ただ俺のこと忘れないでほしい
なんて俺のわがままなのかな
コメント
3件
めちゃくちゃ大好きだー😭
ごめんなさい 自分でもよくわかんないです‼️ コメントください👊🏻💗