◤◢◤◢ 注 意 ◤◢◤◢ こ の 投 稿 に は 文 豪 ス ト レ イ ド ッ グ ス の 太 宰 さ ん と 中 原 さ ん の カ ッ プ リ ン グ 要 素 が 含 ま れ て い ま す 。 ※ 太 中・中 太 太 中 で 書 い た つ も り で す が 、 中 太 に も 見 え ま す の で 地 雷 の 方 は ご 理 解 の 程 よ ろ し く お 願 い し ま す そ れ で も い い よ ! っ て 方 は ど う ぞ .ᐟ
地 獄 で 待 っ て る
カンカンカンカン
太宰
……
キィー
太宰
…──
電車がガタンゴトンと音を鳴らし通り過ぎて行く
太宰
…邪魔しないでよ
中也
…
太宰
中也
中也
…手前の自殺ポリシーはどうなってやがる
中也
「人に迷惑をかけないクリーンな自殺」
中也
だろ?
太宰
…
中也
ハッ、落ちぶれたもんだな
太宰
辞めてよ、死に時に
中也
冗談抜かせ、どうせ俺が居なくたって死ぬ事なんて出来やしねぇよ
太宰
…どうしてさ
中也
死神の嫌われ者に自死なんて出来るかよ。
太宰
……本当、中也大っ嫌い
中也
お互い様だろ
中也
…何があったんだよ
太宰
…
中也
人に迷惑をかける自殺する奴は太宰なんかじゃねぇ……手前は誰だ。
太宰
太宰治、正真正銘、君の元相棒だよ。
中也
違ぇだろ…手前は……っ!
太宰
何がそんなに不満な訳、
中也
…
太宰
…少し
太宰
少しだけ、疲れてしまっただけだよ。
中也
……
太宰
だってもうすぐ死ぬんだから、迷惑かけたって叱ってくれる人は誰も居ないよ
中也
…織田作之助
太宰
…
中也
二度合わす顔が無くなるぞ
太宰
私は…地獄行きだよ
中也
そうだろうな
カンカンカンカン
また再びカンカンと音が鳴り始める。
中也
だからな
中也が踏切の中へと入っていく
太宰
…何のつもり
中也
俺が先に、地獄で待っててやる。
中也
手前を叱れるようにな──
太宰
…馬鹿、辞めろ
カンカンカンカン
中也
俺も、少し疲れた。
柔らかな笑みを零す
中也
またな、太宰
太宰
…っ!
キィーッ
ドサッ
中也
…ッて……
太宰
ッ馬鹿!!!
中也
…っ何言いやがる
太宰
中也の馬鹿!!!阿呆!!!!犬!!!
中也
っ俺は犬じゃねぇッ!!
太宰
ばか……
中也
…
太宰
私より先に死ぬなんて…許さないから…!
中也
…心配しなくても、死にやしねぇよ
中也
俺が手前を殺すんだからな
太宰
…
二人の唇が重なる
中也
っ…
太宰
…絶対だよ
中也
…ばーか
終わり