こちらは、 mokanさん リクエストの 作品になります。
ゾム
とても、後悔していた。
全身を覆うように 広がる熱。それに反して 体が酷く冷える。
心なしか自分でも、 足元がふらついてきた 事に気づき始めていた。
エーミール
朝一でエーミールが 話しかけてきた。 その事に何か自分でも 違和感を感じた。
ゾム
エーミール
ゾム
エーミールが 一瞬躊躇ったのが 分かった。
エーミール
ゾム
エーミール
エーミール
こう言われた時に 大人しく従っておけば よかった。
エーミール
ゾム
自分がとても 自分について疎いという ことを忘れて、 少しエミさんに 大して虚勢を はってしまった。
エーミール
ゾム
そうして今に至る。
自分の愛用する細身の ナイフには、 切りつけた人数 相応の血がこびり付いて 刃から輝きを奪っている。
さっきから 頭痛が酷い、 誰かに頭を叩かれ 続けているような 重い痛み。
ゾム
普段なら、 平気なこの任務で さえももう持たないかも しれない。
ゾム
みんなに迷惑は かけたくない。 自分でここまで 来たんだから、 自分で落とし前を つけないと。
ゾムは、ナイフを ギュっと握りこんだ。 もしかしたら、 その手にも力が 入っていなかった かもしれない。
ゾム
足元に力が入らず、 ゾムの体はそのまま 地面に叩きつけられた。
そして目の前が 急にブラックアウトした。 敵軍の軍靴の 音が近づいてくる。 いづれその音も 聞こえなくなる。
最後、ゾムは、 自分の耳元にある 仲間との通信端末の マイクをONにして 一言呟いた。
そこで、ゾムの 意識はプツリと途切れた。
ロボロは、困惑した。
普段、インカムからの 連絡など縁がないかのように しないゾムから珍しく信号が 入り、 ロボロは通信に応答した。
一方的な通信からはたった 一言、
ゾム
そこで、 通信が断ち切れた。
しかし、 それを最悪の状況だと 悟ったロボロは、 一瞬で、全員の 端末向けに伝令を 発した。
ロボロ
ロボロ
ロボロ
一同は、 各々の場所にいたが、 その伝令を聞いて、 すぐに 動き始めた。
グルッペン
ロボロ
ロボロ
トントン
エーミール
グルッペン
エーミール
エーミール
オスマン
エーミール
トントン
グルッペン
グルッペン
オスマン
エーミール
ロボロ
グルッペン
ロボロ
オスマン
トントン
グルッペン
それぞれ、 その場を四方へ 後にした。
ただ、 彼等が考えている事は たった1つだった。
「よく俺ら(軍)に 喧嘩売ってくれたな。」と。
コメント
3件
ありがとうござまぁすぅ!!!!早く見たい...!!