生きる理由 続き 通報×
赤を抱っこした状態で階段を降りる
荒い息が耳元で聞こえる
早く紫にぃに連絡しないとッ
リビングに着き、 赤を横にさせた方がいいのか それともしない方がいいのか迷った
でも赤を手放すことが怖く感じて、 抱っこしたままにすることにした
赤
赤
弱々しい力で抵抗する赤
僕は絶対に離さないというように 少しだけ強く抱き締めた
赤
黄
頭を優しく撫でてあげた よく紫にぃがしているように
そうすると、赤は少し落ち着いた
リビングに置いてある固定電話をとり 紫にぃの電話番号を打ち込む
こういう時って、普通救急車呼んだ方がいいんだろうけど
赤はそうじゃない方がいい、
僕たち兄弟、赤の病院の先生以外の人間に慣れていない
だから、凄い怖がり パニックになって過呼吸を 起こしてしまうかもしれない
もしもしー、?
黄
もしかして、なにかあった?!
黄
…わかった、 すぐ向かうから玄関で待っててッ!
黄
玄関で靴を履き、紫にぃを待つ
もちろん抱っこしたまま
赤
赤
黄
黄
黄
そういえば飲ませた方がいいのだろうか
紫にぃに聞いておけば良かったな、
黄
赤
黄
赤
赤
黄
黄
赤
黄
赤
青にぃが桃にぃにやってたみたいに、、 えーっと、どうやるんだっけ、?
桃
青
青
桃
黄
赤
紫
赤
紫
黄
紫
赤
紫
赤
紫
ぽいっ(薬
赤
紫
黄
紫
赤
紫
黄
紫
紫
黄
そこから車に乗って病院へと向かった
僕はずっと怖くて怖くて 赤の手を握っていた
この手が冷たくなったらどうしよう 赤がいなくなったらどうしよう
もしそうなったら、僕のせいだ
いなくなってから謝ったってもう遅い
もう赤を嫌ったり無視したりしないから
だから、どうか
赤の病気がよくなりますように
黄
赤の担当医だろうか、
数人の先生が赤を担架で運び、 すぐに手術室に連れていかれる
初めての光景にもっと怖くなった
紫
黄
黄
黄
黄
黄
紫
黄
紫
紫
紫
紫
紫
黄
桃
黄
桃
黄
黄
黄
桃
赤
赤
赤
桃
桃
赤
黄
紫
黄
赤を嫌っていた自分が馬鹿みたいだ
僕にすごく優しくしてくれていたのに、僕はその思いを受け取らなかった
もしかして、薬を飲まなかったのって、
僕のために、居なくなろうとしたの…?
黄
次回、最終回
多分
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