今日は冬弥も図書委員でいないし

一人で食べるしかないか、、

そんなことを思ってる時だった

ガチャ

聞き覚えのある声

少し悲しい顔をした。言い過ぎたか？

なんとも答えにくい質問

嫌じゃない

その一言を言えれば

嬉しそうな顔をする

あーうるせー

好きだな

司センパイはそう言った後

手でついていた米を取った

期待しちゃうじゃないですか

センパイはショックな顔をした

流石に言いすぎたか

ダメだ。引き止めないと

俺は2人で食べたいって

言わないと

それなのに、、

なんとなく音楽室に来た

なんとなくだけど

司センパイがいる気がして

〜〜〜〜♪

司センパイは切なそうな表情でピアノに向かっている

いつもだったらすぐに入ってピアノをきいているのに

なんだか今は足が地面にくっつけられているかのように

動かない

結局ドア越しからきくことしか出来なかった

結局昼から何も話せなかった

思わず深いため息がこぼれる

そういえば冬弥がこんなこと言ってたな

俺は走った

司センパイの教室へ

いた

司センパイは窓を見ている

表情は見えないがいつもと違う雰囲気と後ろ姿

俺の大好きな黄色とオレンジの髪が

夕焼けに照らされている

心臓が今までにないほどに高鳴る

俺は静かにセンパイに近づく

ギュッ

嬉しい

嬉しい

俺は司センパイを机に押し倒して腕を押さえつける

なんでコイツらがいるんだよ

ダダッ

俺の恋はなかなか進まなそうだ