あーーーーー、疲れた。
疲れた疲れた疲れた。
もうなんにもしたくない
なんだよあの社長、いつも残業させてきやがって。
雑用係にすんなっつーの💢
범규.
はぁ、
ぅ"っ、(泣
범규.
…!?!?
やばい、泣いてる…どうする?
でも知らない人だし、
でも、男の人…
だめ、!普通の恋を、
普通…
いや、知らない人だし…
범규.
(気配を消して通り過ぎよう…)
はぁっ、(泣
無理だ
범규.
あの、大丈夫ですか…?
태현.
あ、大丈夫ですっ、ごめんなさい…
범규.
寒くないですか、?
태현.
…寒いです。怖いし…。
正直だな笑
범규.
お幾つですか…?
태현.
18歳です…
범규.
お家は?
태현.
無い、
태현.
だから男の人に泊めてもらってたけど、
태현.
無理やり…そういう事されて、
태현.
怖くて、逃げてきた…
범규.
うそ…
よく見れば、服も乱れ気味で
腕も少し赤くなっている
범규.
…もう、大丈夫だから、もう大丈夫だよ…。
태현.
…ありがとっ、ございます…(泣
범규.
、でもさ
범규.
こんな寒い中、外で過ごすつもり?
태현.
…
태현.
お兄さんが、泊めてくれたら生きれます
범규.
えっ、?
범규.
、俺の事、怖くないの?
태현.
お兄さん、男の人が好きなんでしょ
범규.
!?
범규.
な、なんで…
태현.
なんか分かっちゃうんだよね笑
태현.
怖くない。
범규.
…
범규.
分かった、おいで
범규.
何もしてあげられないけど…
태현.
何もしなくていいよ。
범규.
…そっか。
태현.
お邪魔します
범규.
はい…。
태현.
…部屋、綺麗ですね
태현.
誰かと一緒に住んでるんですか?
범규.
いやいや、そんなわけ、笑
태현.
そっか笑
범규.
…名前、聞いてもいい?
태현.
テヒョン、カン・テヒョン。
태현.
お兄さんは?
범규.
チェ・ボムギュ。
범규.
20歳。
태현.
大学、行ってますか?
범규.
うん、行ってるよ
범규.
大学3年生
태현.
うわぁ、すごい…
범규.
テヒョンくんはまだ高校生?
태현.
いや、もう卒業してます
태현.
でも、親に無理やり追い出されて、大学行くお金も行く場所も無くて笑
범규.
…じゃあ、今日からお兄さんと一緒に暮らそっか。
태현.
…え、?でも、
태현.
お金とか…無いから…、。
범규.
ううん、大丈夫。
범규.
ただ、俺が困った時は助けてほしい。
태현.
…わかりました、
태현.
僕のこと、絶対捨てないでね、1人にしないでくださいね…。
범규.
うん、分かったよ。絶対。
その出会いから、僕とテヒョンくんの 不思議な共同生活が始まった。
潤んだ丸い目で僕を見上げる彼はまるで
"捨て猫"のようだった。






