嫌いでした。

___ろ

__い_____ろ

おいｯ！起きろ！

なんで猫宮先生が居るんだ...？

そうじゃん、今日からここに住むんだ

久しぶりにちゃんと寝たな~...なんて（ 笑

あ、そっか

ｶﾞﾗﾗﾗﾗﾗ

教室に着くといつも通りの光景で安心した

いつもの光景だったんだ

汚ったない文字で

机に｢家出野郎は要らない｣

と書いていた

当たりを見回してもみんなが嘲笑ってくる様子もない

じゃあ一体誰が、？

りうちゃんにバレたくは無いので

すぐにカバンを上に置いて隠した

頼れる友で安心する

....今日は教科書で隠すか、

ｶﾞﾗﾗﾗﾗﾗ

その日から日に日にどんどん文字が増えて行った

とうとう猫宮先生と住んでいることも書かれていた

とうとう人にバレてしまった

＜え、稲荷くん猫宮先生と暮らしてるの？

＜家出野郎って何？

＜親は？心配してるよ、

うるさいうるさいうるさいｯ

右肩に暖かみを感じた

＜なんだデマか、

＜稲荷くん何かあったら言ってね、！

猫宮先生が誤魔化してたけど実際僕ら住んでるし

誰が何処で...？

...

考えるのはやめよう

キーンコーンカーンコーン

2人しか居ない教室でうるさいチャイムが鳴り響く

そしたら先生は黙り込んでしまった

そういう訳で今一人で帰ってる

帰ってるけど

誰かに付けられてる気がする

走って帰るべきか

家に向かって全力ダッシュした

だけどその付けられてる足音も早くなって

あぁ、これ

追い掛けられてるんだ....（ 笑

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