任務の負傷でリヴァイ兵長の家に泊まることになった。
エレン
い、いいんですか?
リヴァイ兵長
ああ、問題ない
エレン
いやでも、ベッド1つしかないですよね…?
リヴァイ兵長
?
リヴァイ兵長
一緒に寝るんだろ?
エレン
……は
エレン
は!?!?
リヴァイ兵長
ほら、入れ
そういって先にベッドにのり
布団をめくるリヴァイ兵長
エレン
なっ
エレン
いいですよ…!
エレン
オレ、ソファで寝るんで!!
リヴァイ兵長
オレの命令だ
リヴァイ兵長
黙って従え
エレン
えぇ…
エレン
わ、分かりました
エレン
失礼します…
('ω')スッ
エレン
…
リヴァイ兵長
…
しばらくの沈黙が流れる。
すると突然
リヴァイ兵長
ぎゅぅぅぅ
エレン
!?
リヴァイ兵長の筋肉質な腕に抱き潰されそうになる
エレン
ちょっ…!!
リヴァイ兵長
ぎゅぅぅぅっっ
エレン
イタタタタタタ!!!
ぱっ
エレン
ハァ、ハァ、
エレン
どうしたんですか!?
リヴァイ兵長
…悪ぃ
リヴァイ兵長
急に、お前が
リヴァイ兵長
遠くへ行ってしまいそうな気が、して…
リヴァイ兵長
いや、自分でもよく分からない
エレン
…
エレン
優しく…
リヴァイ兵長
?
エレン
優しく、抱きしめてください
リヴァイ兵長
!
エレン
オレは、遠くになんて、行かないから
リヴァイ兵長
…
リヴァイ兵長
あぁ
リヴァイ兵長は
どこかへ行ってしまわぬように
失ってしまわぬように
オレを、優しく抱きしめて…
その途端
オレの唇に柔らかな何かが触れた
エレン
……は?
リヴァイ兵長
…
リヴァイ兵長
好きになっても、いいか
エレン
…
エレン
…はい
その夜は、これ以上会話が続くことは無かった
エレン
(あったけぇ…)
オレは、リヴァイ兵長の胸の中で、
ゆっくりと、眠った。