世七
ちょっと僕の話をしていいかな?
世七
それでひまりの気持ちが
変わるかはわからないけど。
変わるかはわからないけど。
その言葉に美咲は世七の後ろに行き 安心感を与えるように支えた。
世七
昨日、言ったでしょ?
世七
僕は姉さんがかばってくれた
おかげで助かったんだ。
おかげで助かったんだ。
世七
でも、僕は意識不明で彷徨った。
その暗闇の中で両親が僕に言うんだ。
その暗闇の中で両親が僕に言うんだ。
世七
側にいれなくてごめん。
世七
強く生きろって
世七
何回も 何回も
世七
そして、当然だけど
世七
目覚めたとき、僕は独りだった。
世七
そんな孤独感に苛まれて
姉さんが僕のせいでって
姉さんが僕のせいでって
世七
思うたび死にたいと強く思った。
真剣な表情で聞くひまり。
世七
そんな時に目の前に姉さんが現れて
世七
笑顔で笑って言うんだ。
世七
生きていてくれてよかった。って
世七
自分は死んじゃったのに
ホントはおばあさんとの出会いも経ての 答えだった。でもそれは 言わなかった。
世七
だから一つだけその時、思ったのは
世七
残された僕にできること
世七
それは姉さんの分まで
世七
亡くなってしまった人の分まで
世七
強く笑って生きることだって
その言葉に安心な表情と とこか寂しい表情を見せた美咲
世七
それに犯人はあの事件で死んだ。
世七
やるせない気持ちは残るけど
世七
お兄さんが亡くなったのも
世七
姉さんが亡くなったのも
世七
犯人のせいなんだ。
世七
ひまりのせいじゃない。
世七
それに僕は1人になったけど
世七
ひまりには、両親がいる。
世七
また、悲しませるのは可愛そうだよ。
ひまり
ありがとう。
ホントはセナくんもつらいのに
ホントはセナくんもつらいのに
ひまり
ごめんね。まだ時間かかるけど
ひまり
頑張る。セナくんみたいに
そして、ひまりを玄関まで送った
世七
気をつけてね。
ひまり
うん。ホントにありがとう。
また、学校でね。
また、学校でね。
世七
うん。
ひまり
あのさ…また来ていいかな。
ひまり
寂しくなったら…
世七
うん。いいよ。
ひまり
じゃぁね。
ひまりは少しだけ笑ってかえっていった。
世七
……………。
世七
みさねぇ 聞いてたよね。
美咲
うん。
世七
もう大丈夫。ではないけど
世七
強く生きるから。
声を震わせながら言った。
美咲
うん。
美咲
ずっと見守ってるからね。
世七
みさねぇ 大好きだよ。
美咲
私も あとね。あの日
渡せなかったから
渡せなかったから
美咲
ポケットに入れとくね。
セナは…ずっと美咲に背を向けたまま 涙を見せないように
世七
ずっと側に居てくれてありがとう。
美咲
これからもずっと側にいるからね。
美咲
大好きだよ。セナ…
美咲も涙を流しながら、 後ろから世七を抱きしめた。
美咲
頑張れ 世七。
そう言うと消えていった。
ポケットを見るとあの日 二人で撮ったプリクラと 写真のついた ロケットペンダントが入っていた。
世七
ありがとう。みさねぇ。
世七
見ててね。強く生きるから






